「21世紀のスキッツォイド・マン」 キング・クリムゾン

<タイトル>


21世紀のスキッツォイド・マン


<収録アルバム>


クリムゾン・キングの宮殿


<アーティスト>


キング・クリムゾン


<解説>


 1969年にリリースされたファースト・アルバムの、一曲目に収録されています。


 ジャンルとしては、クラシックやジャズの要素をたくみに融合させた、プログレッシブ・ロック(通称プログレ)に分類されます。


 この曲をもってプログレが産声を上げたと言える、レジェンド的マスター・ピースになります。


 いまもってプログレの代名詞と言っても、決して過言ではないでしょう。


 強烈なメッセージ性のあるリリックも特徴のひとつです。


 クラシックの三部形式の上に、ジャズなどのエッセンスが一見、しっちゃかめっちゃか、しかし不思議なことに、調和しているように感じるのですね。


 カオスのようでロウと言いますか……


 後輩に当たるバンド、ドリーム・シアターの楽曲のタイトルを借りれば、「システマティック・ケイオス」と言ったところでしょうか。


 最初こそわけわからんという感じでしたが、聴けば聴くほど、その世界観に没入していくのです。


 日本の弦楽四重奏団であるモルゴーア・クァルテットが、クラシックに逆輸入したりもしています。


 このナンバーに影響を受けたアーティストは、十や二十ではきかないでしょう。


 はじめての方はおっかなびっくりかもしれませんが、ぜひこの「ヤバさ」にひたっていただきたいです。

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