Guns of the Celliot ~Firebird Project~

帽子の男

プロローグ 結末

「これより突撃作戦を開始する、αアルファチームは地上からの侵入dブラボーチームは屋上からの侵入、目的はサンドスター研究所所長、ルーカス・ハイド博士必ず見つけ出し拘束もしくは処分だ良いな?」


『了解!』


「それじゃあαチームはアムールトラ隊長へdチームは俺に着いてこい、行くぞ!」


~午後23:45パーク内研究施設上空~


バラバラバラバラバラ…


1台のヘリが研究施設上空に到着し、スワイプロープで次々と屋上に下りてゆく。


「GO!GO!GO!突撃だ!αチームが地上を制圧したぞ!」


dチームの隊長コン一行は屋上のドアを蹴破り内部に侵入する。


「敵襲!ぐぁっ!」


サイレンサー付きのM4ソップmodで次々と敵戦闘勢力を無力化していき、遂にルーカスがいると思われる部屋の前に到着した。


「防弾扉か、全員!退避!」


そう言うと隊員の一人が扉にC4を付けて起爆する。


すると、流石のドアも吹き飛び、中にスモークグレネードが投げ込まれる。


「全員熱探知ゴーグル装着!」


コンが指示を出すと全員が熱探知ゴーグルを装着して突入する。


そして、波状に一人の人間を囲う。


「ルーカス・ハイド所長だな?お前を人工サンドスター無許可実験の疑いで拘束、及び調査する」


「嗅ぎつけるのが早いですね、コン隊長」


ルーカス・ハイドは両手を挙げつつ、コンの方を見る。


コンは照準をルーカス・ハイドの心臓に合わせ警戒を強める。


「何のつもりだ、ルーカス・ハイドお前の計画は全て明るみに出た、今ここで俺を殺そうとアムールトラ隊長がお前を殺すぞ」


「この僕が貴方に真っ向勝負を挑むとでも?」


スモークが晴れてくると後ろにもう一部隊来ていた。


αチームだ。


「ルーカス・ハイド、貴方には失望しました」


「…」


「自分の“生“にここまで欲深いとは思いませんでした」


コンはアムールトラが離してる間に麻酔銃を取り出す。


「さて、アムールトラ隊長、時間切れです、そろそろ奴を眠らせます」


コンはそう言うとルーカスの首筋に麻酔銃を向ける。


するとルーカスはニヤッとした。


「こらから貴方達は地球最大のマジックを目の当たりにするでしょう」


「!?」


ルーカスは白衣の内ポケットから拳銃を取り出し構える。

しかし、照準は他人ではなく、自分自身だった。


そして次の瞬間…




パァァァァン!




1発の弾はルーカスの胸を貫いた。


そして、ルーカスは後ろに倒れ、機械の中に入る。


次の瞬間機械は閉じる。


「クソッ…自殺か…」


「どうしてこんなことに…」


全ての始まりは数日前だった。

















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