新型コロナの病院に入院してきました

近衛源二郎

第1話 新型コロナの病院

新型コロナの県の受け入れ指定病院に入院してきました。

今回は、報告になります。

新型コロナの県の受け入れ指定病院ということで、感染症の病棟があります。

昔から知っていましたので、新型コロナが出た時にヤバいと思ってました。

案の定、県と市から新型コロナ感染症の患者さんを受け入れる指定を最初に受けてました。

筆者は当然、数回の検査入院を中止しました。

しかし、どうしても症状が悪くなり、入院を決意。

今回の入院は、9月10日から24日の2週間です。

呼吸器関係の現状を調べる検査のために入院しました。

ところが、呼気速度という吐く呼気の速度を計る機械と肺活量を計る機械の計測回路の消毒が出来ていないことを理由に2種類の検査はできませんでした。

この2種類の検査で、肺の機能がどれくらい残っているのか、本来の機能の何%程度落ちているのかがわかります。

そうです。

新型コロナ肺炎の患者さんも、肺炎の重症度を計るために検査されるということで。

回路内に新型コロナウィルスがいるために空気感染の恐れがあるのです。

重症難病の筆者が検査をあきらめるという妙な状況になっていました。

新型コロナ感染症の患者さんが、優遇されていたわけではないのです。

筆者は、球脊髄性筋萎縮症、喉の奥にある球筋。

物を飲み込んだり、食道と気道に振り分ける筋肉に障害が出る難病です。

球脊髄性筋萎縮症が直接の死因になることはありません。

ほとんどの患者さんが、呼吸器感染症で亡くなっている難病です。

当然、病院としては、過剰とも思えるほどの予防対策をしてくれました。

筆者の病床の横に、高性能空気清浄機、空間除菌剤、手指消毒薬と徹底的でした。

筆者が、喉に障害があるからと思ってましたが、筆者は8年前に、人工心肺装置を繋いで心臓と呼吸を止めて行うほどの肺の手術をしておりますので、喉と肺の両方に重度の障害があると判断されたようです。

いわゆる持病がある患者なのです。

そんな筆者が、万が一にも新型コロナに感染したら、当然死亡という結果しかありません。

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