夢の中で考えた宇宙や時間のこととか
もりた りの
第1話 宇宙の始まりに想いをはせる
それが起きる前の世界には何もなかった
そもそも世界とは言えない
そこには水も空気も
大地も空も
前も後ろも
上も下も
闇も光も
時間も空間もなく
ただ無があった
しかし温度だけは存在した
この世でありうる温度よりも
冷たい温度があった
その無に揺らぎが生じた
それはやむに止まれず生じた揺らぎだった
揺らぎがうねりになり
うねりが激しい渦になり
無から何かが生まれた
それはプラスとマイナス
ひとつの点から生じたプラスとマイナスが
一気に反発して光速で離れた
この軸にそって宇宙は膨張する
光速で走るプラスはマイナスを生み出し
そのマイナスは新しいプラスを生み出し
無限ループを繰り返す
その膨張するプラスとマイナスが宇宙の境界
その宇宙は回転しながら膨張する
その無限に生まれた
プラスとマイナスは衝突し
物凄い光を放射する
光の放射の衰えと共に
熱が生まれ、そして
無の世界に粒子が発生する
その粒子たちは
猛烈な勢いで引かれ合い衝突する
そして星が生まれた
その星たちは
回転しながら膨張する宇宙の流れに任せて旋回する
その星たちが集まった銀河は
膨張する宇宙の回転に任せて渦を形成した
あたかも熱帯低気圧や排水口の渦が
北半球で左回り
南半球で右回りであるかのように
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