【たすけて】召喚したバルドルがなんか変:4p

のうき……白雪姫が落ちた掲示板にはスレ民達の悲鳴や批判の声が響いていた。


しばらくして……


765:名無しの召喚士

クッ、可能性は……もう無いのか!!



766:名無しの召喚士

てか今度はいつ帰ってくるんだ脳筋



767:白雪姫

ちょっとまってヤバイかもしれない。



768:名無しの召喚士

今回は早めの帰宅だな、てかどうした!?



769:名無しの召喚士

ヤバイって今度はなんだよ…!!



770:名無しの召喚士

ちょおいどうした!?



770:白雪姫

迷った。



771:名無しの召喚士

wwwwwwwwwwwwwwwww



ファ!?



772:名無しの召喚士

ワロ……えねぇじゃねえかソレ!?



773:名無しの召喚士

お前今居るのあのトークリオだろ!?

中には人間に敵対心持ってるのもいる獣人の国だろ!?



774:長靴をはいた猫

良いやつも居るんだからな!! …って言いたいとこだけど場所によるな。だいたい街中だったら大丈夫なんだが、今脳筋どこに居る?



775:白雪姫

レイフとはぐれた。

方角的に最後に居た場所向かおうとして路地裏は入ったらめっちゃ入り組んでてわけわかんなくなった。出口どこ。狭いから門出そうにも出せない、ヤバイ



776:名無しの召喚士

あ、アウトォォォォ!!



777:長靴をはいた猫

こんな時にもゾロ目ゲッツ!!

てか路地裏…最悪の場所だよ!!



778:名無しの召喚士

本当に脳筋は……!!

お前トラブルメーカーだろ!!



779:名無しの召喚士

馬鹿なの死ぬの!?

敵意あるの出没しそうな場所のテンプレじゃないですかヤダー!!



780:名無しの召喚士

猫どうなの!?出るの!?



781:長靴をはいた猫

端的に言うとそういうとこでは高確率でエンカウントする!!



782:名無しの召喚士

ワーヤッタネー経験値いっぱい上がるよー



783:名無しの召喚士

オーマイゴッドォォォォォォォォォ!!!!!



784:名無しの召喚士

脳筋のテンションと誤字からかなりの焦り感じるな、とりあえず餅つけ

路地入ったってことは閉所恐怖症とかじゃないよな?



784:白雪姫

うん違う、けどホントに迷路みたいで泣きそうだった。めっちゃ暗い、建物の影凄い、建物グッチャグチャ。けどちょっと深呼吸したら落ちついた。

これどうするべきですか……?



785:長靴をはいた猫

タメナソマヤの方は連邦前は長い間植民地で工場が密集してた。そこを無理やり観光地化しようとしてるから宿とかを上に上にって増築繰り返してる。表向きはまとまってるように見えるが裏グッチャグチャなんだ

ごめん、最初に注意しとけばよかった



786:名無しの召喚士

猫は悪くねぇって!!脳筋が脳筋だからいけねぇんだ!!



787:名無しの召喚士

外回ればよかったのにわざわざ路地裏入ってリンチフラグバリバリ建てる脳筋が悪い、これは



788:名無しの召喚士

なんでっ、恋愛フラグは建てれないのにリンチフラグは建てれるんだよぉ!!



789:白雪姫

だから脳筋じゃないって何度言えば……! って言いたい所だけどこれは自分でも早計だったと思う。あれ、やばくね迷いそうってなった時点で引き返せばよかった。あちょっとまってだれかきた



790:名無しの召喚士

脳筋!?



791:名無しの召喚士

誰かって誰だよ!?



792:名無しの召喚士

うぁぁぁぁぁ!!脳筋逃げてぇ!!マジ逃げてぇ!!



793:白雪姫

あたまうさぎながたいいいおにいさん

こつむちにきづいたてきいあふごめんしばらくへんしんできない



794:名無しの召喚士

脳筋ンンン!?



795:名無しの召喚士

やばいやばいやばい!!!



796:長靴をはいた猫

脳筋! 返事をしてくれ!!



797:名無しの召喚士

ウソ、だろ……!?



798:名無しの召喚士

バルドルとのラブストーリーがまだだろ……!?

死ぬな!!


799:名無しの召喚士

脳筋ンンンンンン!!!


 

…………白雪姫を心配する声が響くが、その日彼女が書き込むことはなかった。













翌日、早朝…………






832:長靴をはいた猫

脳筋がまだ帰ってきてない……



833:名無しの召喚士

脳筋はこんな所で死ぬような玉じゃない!!



834:白雪姫

お前ら心配かけたな!! ただいま!!



835:名無しの召喚士

し、しらゆ、いや、脳筋んんんんん!!?



836:名無しの召喚士

俺、お前のゴリラ具合を信じてた!!



837:名無しの召喚士

こんな早朝に降臨!?

あの後何があったんだよ!!



838:白雪姫

なんでわざわざ言い直したし!? お前らいろいろ失礼すぎんだよ!!


報告については、そう言うと思いまして……って言いたい所だけどもうちょっとしたら契約神ガチャする予定だから全部報告できるほど時間無い。



839:名無しの召喚士

なん……だと!?



840:白雪姫

だからお前らの大好きな安価で報告内容を決めようと思う!!

3択だ選びたまえ!

→860


A.うさぎ獣人VS私の話

B.買い物途中レイフが酒を被って酔った話

C.夕食(浄化前)をバルドルに食べさせることに成功した話



841:名無しの召喚士

脳筋が安価を仕掛けてきた……!?



842:名無しの召喚士

どれもめちゃめちゃ気になるんだが……A!!



843:名無しの召喚士

脳筋に遊ばれてる気がしてならねぇ……!!

C!! 



844:名無しの召喚士

エンダー、エンダーはあるのか!?C!!



845:名無しの召喚士

ここでレイフ推しの俺ぇ!!B!!



846:名無しの召喚士

A!!!!!!!



847:名無しの召喚士

とりまAだろ!!



848:名無しの召喚士

Aも気になるがC!!



849:名無しの召喚士

酔ったショタボ……(ゴクリッ

B!



850:名無しの召喚士

CCC!!



851:名無しの召喚士

Aだろ!!脳筋どうやって生還したんだ!?



852:名無しの召喚士

あぁあ、全部気になる!!が、Cで!!



853:名無しの召喚士

フラグ!フラグ!!!

C!!



854:名無しの召喚士

B!!!



855:名無しの召喚士

Cだよなぁ!?



856:名無しの召喚士

まずはAだろ!



857:名無しの召喚士

シー!!



858:名無しの召喚士

C



859:名無しの召喚士

もしかしたらバルドル助けに来たかもしれんだろ!?

てことでA!!



860:名無しの召喚士

エー!!



861:長靴をはいた猫

Aだ!!



862:名無しの召喚士

Bで……!!


863:名無しの召喚士

しゅーりょー!!



864:名無しの召喚士

はやいはやいはやいwww



865:名無しの召喚士

安価…A

うさぎ獣人VS脳筋の話



866:名無しの召喚士

脳筋どぞ!!



867:白雪姫

おっけー!

書き溜めます!!



868:名無しの召喚士

Cも気になるがこれもかなり気になるな!!



869:名無しの召喚士

とりあえず待機しよーぜ!!!!

このちゃんねるdat落ちとか無いから保守る必要もなし、スレ食うしな!!!!



870:名無しの召喚士

り!!



871:名無しの召喚士

りょうかーい!!



872:白雪姫

はい書けました!


スマホを収納した私。目の前にはこちらをうさぎ独特の無表情で見てくるガタイのいい青年が居た。服はビリビリボロボロ、顔だけがうさぎだから、どっかのホラゲーに出てきそうな見た目だ。


そして何より、明らかにこちらに殺気を向けていた。


ダンダンダンッと大きな音を立てこちらに駆け出してくる。この狭いスペース、多分減速はしてるんだけどそれでも半端なく速かった。


私「(こっわ!? こっち来たし!? 目ェ真っ赤だし!? どこぞのホラー!?)」


とりあえず必死で後退。眼前で青年の手が空を切ったところで一瞬死を覚悟した。


私サイズでギリギリな細い通路を走り抜ける。配線とかパイプとか容赦なく張られてて、どっかの怪盗でもやってる気分だった。ルパンかよ……!! なんてどっかで考えながらも何とかぶつかることなく抜ける。後ろを見ると、顔面うさぎ青年は居かった。どうやらまけた……訳ではないらしい。


下開けてくれ!!



873:白雪姫

ありがとう!


抜けた先の少しだけ開けたスペース。裏口とかだろう扉とか、ゴミ箱だとかが乱雑にあった。そんな場所で、あの顔面うさぎ青年がこちらを見ていた。


私「……ッ!?」


さっきとは比較にならないほどのスピードで迫られた。防御魔法を展開する。こん時ばかりは冒険者育成学校の地獄の訓練やっててよかったって思ったよね!!


青年の手が防御壁に弾かれる。物凄い勢いだった分反動も凄いようだ。青年がぶっとんだのを見て、これ当たってたらってゾッとした。青年はすぐ体制を立て直したが。


青年「……ニンゲン……」


一瞬停止した瞬間。ボソッと、多分そう呟いたと思う。喋れたんだ!? って思うと同時にまた迫ってくる。


私「ウァ!? “脚力の強化、防御壁を形成して私の脛あたりに配置、硬化!! 回復魔法を足限定で展開!! 発動!!”」


言葉で分かるとは思うけど詠唱して、そのまま急接近する青年の腹に渾身の蹴りを入れた。強化魔法かけてるから普通の人ならアバラ折れると思う。



874:白雪姫

それはその青年にもかなり効いた様で、腹を覆ってうずくまってしまった。背を見せて攻撃されたらかなわんって眺めてたけどマジで動けんらしい。ごめん、アバラ折ったかも。


しばらく停止して思考回したことで落ち着いてきて、だんだん申し訳なくなってきた。さっきの魔物用レベルのだし過剰防衛だった……!


だから、無言で収納から回復ポーション出してとりあえず分かりやすいとこに置いて、警戒しながらその場を後にした。青年が追ってくることは無くて、しばらくさまよってると街に出ることができた。


そこにナイスタイミングというか、レイフが丁度通りかかってきて、なんとか合流。


それからB、Cとありまして一晩経って今に至ると。



875:名無しの召喚士

…………ふぁ……!?



876:名無しの召喚士




877:名無しの召喚士

そうだ、脳筋って冒学出のエリートだった…



878: 名無しの召喚士

脳筋がなんか…めっちゃ強そう、だと!?!?



879:名無しの召喚士

誇張……してるよな…?



880:名無しの召喚士

前々から思ってたけど脳筋ってラノベチックに書くよな?



881:白雪姫

あくまで記憶だから誇張しちゃってるかもしれん、否定はできぬ……!

あとラノベチックってのは癖みたいなもんです読みにくかったらごめん。



882:名無しの召喚士

いやいや、読みやすいし面白いからいいけどさ



883:名無しの召喚士

てか誰もツッコんでないけどこの顔面うさぎ青年マジで怖くね!?



884:名無しの召喚士

顔面うさぎ(目は赤)でガタイよくて殺気放ってるって俺エンカウントした直後に多分チビるわ



885:名無しの召喚士

どっかのシリアルキラーかよw



886:名無しの召喚士

こぇぇぇ!!!!!!



887:名無しの召喚士

そもそもなんで襲ってきたのか

猫さーん!!!



888:長靴をはいた猫

はーいっ猫だよぉ☆


…で襲ってきた理由俺に聞かれても…!

俺そいつじゃないし、とりあえず獣人の中には人間に恨み持ってる奴も少なくないとしか言えない!!



889:名無しの召喚士

しれっとまたゾロ目踏んだなw 番人かよw



900:名無しの召喚士

てか明らかに顔面うさぎ青年の様子おかしいんだよな



901:名無しの召喚士

脳筋、このニンゲンってカタカナ表記の意味は?



902:白雪姫

なんか片言っていうか正確に書くと区切っててニ、ン、ゲ、ン……みたいな?



903:名無しの召喚士

確実にラリってるじゃねぇかwwwwwwww



904:名無しの召喚士

マジでどこのホラゲーのボス



905:名無しの召喚士

やべぇwwwwwwwww

脳筋……よく頑張ったな…!?



906:名無しの召喚士 

てか脳筋、純粋に強いんだよな

あんな人畜無害そうな顔しておいて、、、



907:白雪姫

それ褒めてる? 貶してる?

顔と能力は関係ねーだろ!!



908:名無しの召喚士

でも優しすぎんぜお前?

ポーション置いたって、もしそれ飲んで回復して襲ってきたらどうするつもりだったんだよ……



909:白雪姫

そん時は遠慮なくまた腹に叩き込む。



……強化魔法3段階くらい上げたやつ。



910:名無しの召喚士

wwwwwwwwwwwww



911:名無しの召喚士

十分鬼畜だったわwwwwwwwww



912:名無しの召喚士

トラウマなるやつじゃねーかよww



913:名無しの召喚士

怖えぇぇ!wwwwwwwwwwww



914:長靴をはいた猫

それ運悪ければ死ぬレベルじゃないかww



915:白雪姫

人の優しさを仇で返す方が悪いんだし!?

半殺し程度で頑張って加減するから大丈夫だって!!



916:名無しの召喚士

うわ、こいつ怒らせたらまずいやつだwwww



917:名無しの召喚士

脳筋って割とそういうの厳しいよなw



918:白雪姫

それは……モロ前世が影響してる!!


てかまだ時間あるから書ける範囲でならC報告してもいいよ、いる? てか聞いてほしい。



919:名無しの召喚士

( ゚д゚)ハッ!



920:名無しの召喚士

もちろんもちろん!!!!!!!



921:名無しの召喚士

報告オナシャス!!



922:名無しの召喚士

エンダァ?エンダァ?



923:名無しの召喚士

シッ黙ってろ、まだだ……!



924:白雪姫

先に言っとくけどそういう展開全く無いからね。


じゃあ今度は書き溜めずにいきます!!



925:名無しの召喚士

よっしゃァァァ!!



926:名無しの召喚士

……(バッ


全裸待機じゃぁぁぁ!!!!!!



927:名無しの召喚士

バルドルに脳筋があーんすると聞いて!(バッ



928:名無しの召喚士

おめーら、興奮するのは分かるが今は待機だ!!



929:白雪姫

だからそういうんじゃないって何度言えば……!


レイフはBの件でベロンベロンに酔っ払ってしまっていたが、とりあえず箱庭に無事帰宅することができた。トークリオこえぇ……!! って思いながら屋敷内に入るが、いやもっと怖いのここに居たわ。


バルドルが丁度玄関ホールの2階のとこにいて、ぱっちり目が合った。一瞬睨まれたかと思えば逸れて、さっさと自分の部屋に戻るらしい。アイツ……!!


正直料理浄化された上「味が無い」って言われたことで物凄ぉくアイツの分作りたくなかったけど! 虐待だとかブラックだとか言われたくないからね!! 作りますよ!!


ということで〜昨晩のメニューはー!


・オーク肉をふんだんに使ったポークシチューならぬオークシチュー

・市販のライ麦パン

・茹で野菜の自家製マヨネーズ和え


だよ!!


930:名無しの召喚士

クッ、また飯テロか……!!!!



931:名無しの召喚士

脳筋そこだけ女子力高いのなんなのw



932:名無しの召喚士

女子力というか…料理スキル?



933:名無しの召喚士

普通に美味そう……脳筋レシピ公開ってできるか?普通に作りてぇ



934:白雪姫

え、企業秘密……って言いたいとこだけどお前らにはなんだかんだお世話になってるからな!! いいですよ!! ただそれなら別に専用スレ作ってね!!


続き↓

まぁこれも特に問題なく料理できまして……レイフがうるさかったけど。でも作り終わった頃には疲れたのかもう寝てた。


簡単にどういう状況だったか説明すると、レイフ酔っ払うと本音がボロボロ出ちゃうタイプみたいでめっちゃこっち貶してきてたんだよね。作ってる最中ずっと。


でも言ってること正論過ぎて何も言えなかった。ごめんよ……色々と……。



935:名無しの召喚士

本音ボロボロこぼしちゃうレイフ……可愛い(確信)



936:名無しの召喚士

もうヒロインコイツじゃなくてレイフだよな



937:名無しの召喚士

wwwwwwwwwwwwww



938:名無しの召喚士

ろれつ回らない口で貶してくるショタボ……(*´Д`)ハァハァ



939:名無しの召喚士

変態だwwww



940:名無しの召喚士

もう脳筋より可愛いもんwwwww



941:白雪姫

誰が私より可愛いじゃ! ……て言いたいとこだけどそれはそう。レイフは可愛い。

最初淡々と機械的な感じでちょっと怖いなって思ってたけどもう大好きだわ。可愛い。


続き↓

眠っちゃったレイフを執務室のソファに寝かせる。「いかないでください……」ってろれつ回んない口で言われた時はもう……キュンッキュンッした!! 一瞬襲ってやろうかと思うレベルでは可愛かった!!(ただし恋愛的な意味ではない)


……で、ここからが戦いなんですね。


私は思った。今度は絶対に浄化前の食わせてやる。


バルドル、あの味無くなったやつ一応全部食べたらしくて皿が扉前に置いてあったんだけど、正直味無い→コイツの料理マズイって認識になるのがシャクに触るので今度こそ美味いって言わせてやる……って思ってた。



942:名無しの召喚士

襲ってやろうかってそれはもう…好きだろ(恋愛的な意味で)



943:名無しの召喚士

え、エンダァァァァ!!



944:名無しの召喚士

イヤァァァァ!!



945:白雪姫

だからそれは無いって何度言えば……!!



946:名無しの召喚士

wwwwwwwwwwww



947:名無しの召喚士

美味いって言わせてやる……!

不味いなこれ

はぁ?ムカつく!

絶対に美味いって言わせてやる……!!


ここから始まるラブストーリーよ!!



948:名無しの召喚士

王道ストーリーwwwww

期待、してないわけではないのよ?| '-' )꜆チラ



949:白雪姫

だから無いって!!


続き↓

お盆にオークシチューとサラダとライ麦パン乗せてバルドルの部屋へ向かう。

正直、割と(嫌々安価で)接触してるのに最初以外攻撃はしてこなかったから、ちょっと安心してる部分もあった。……怖いのに変わりねぇけどな!!


バルドルの部屋をノック。するといつも通りアイツはその整い散らかした顔を覗かせた。まつげヴァッサヴァッサしすぎだろ、なんで目ェこんなにキラキラしてんの? サファイアでも埋め込まれてんの? 不思議な光沢浮かんでんだけど?


……なんて少々恨みがましくなってしまった目で見つめるが、バルドルは無言。しばらく私じゃない何かを見つめてたみたいだけど、私一人しか居ないことに気がついたのか、渋々ってな感じで声をかけてきた。空間にはオークシチューの良い匂いが充満していた。


バ「…………なんだ」



950:名無しの召喚士

……ハッ

今気づいたがバルドルと脳筋が二人っきり……!?



951:名無しの召喚士

脳筋!! バルドルのベッドにダイブするんだ!!



952:白雪姫

だからこれ報告だっつってんだろ!!

もう遅えし言われても絶対しねぇから!!



953:名無しの召喚士

wwww



954:白雪姫

私「……エト、夕飯……デス」


スッとお盆を前に出す。すると受け取る前にバルドルは手を出し詠唱を始めようと……させるかぁ!!


私は別に持ってきてたスプーンでシチューを掬って口に運んだ。勢い良く入れたからめちゃ熱くて吐きたくなったけど痛みに耐えながらモゴモゴ言、叫ぶ!!


私「ドク……入ッテマセヌッッッ!!」


その勢いに押されたのかバルドルは詠唱をやめて、驚いたように目を見開いていた。


バ「……あ、あぁ」


私「ン!!」(無理やりお盆を押し付ける)


バ「…………」


バルドルは押し付けられた盆を受け取ると、ジッとオークシチューを眺める。作ったの私だけど贔屓無しでこれは美味しいはず。だってウチの看板メニューの1つよ!?


バルドルは恐る恐るといった感じでスプーンを持ち、オークシチューを口に運ぶ。


さぁ、反応は……!?



955:名無しの召喚士

これは……!!

エンダァァァァァァァァ!!!!!!



956:名無しの召喚士

イヤァァァァァァァ!!



957:名無しの召喚士

ウィルオールウェイズラービュー!!!



958:名無しの召喚士

フゥゥゥァァァ!!!!!!!!



959:名無しの召喚士

関節キッスキタコレ!!



960:名無しの召喚士

たかが関節キスでなにお前らwww

………シャァ!!!



961:名無しの召喚士

ここで言うんだ!!

「私、あなたのために毎日お味噌汁を作るわ!!」



962:白雪姫

だから報告だっつってんだろ!!

しかも私別のスプーン使ったしその後口つけてねぇし関節キッスでもなんでもねぇよ、唾液の一滴すら混入してねぇわ!! させるもんか!!



963:名無しの召喚士

wwwwww



964:名無しの召喚士

そのまま脳筋はバルドルと結ばれ、幸せな結婚生活を送りました。【完】



965:名無しの召喚士

完結したwwwwwwwwwww



966:名無しの召喚士

そんな打ち切りみたいなwww



967:白雪姫

勝手に完結させんなや!!

お前らは私をどうしたいわけ!?



968:名無しの召喚士

俺らは、脳筋の幸せを祈ってんだ……!!



969:名無しの召喚士

バルドルと、レイフとでもいい!

エンダーする脳筋が見たいだけなんだ……!!!



970:名無しの召喚士

本音はぁー?


 

971:名無しの召喚士

とりあえず困ってる姿を高みの見物してたい



972:名無しの召喚士

ネタとして面白いよね!!!!!



973:白雪姫

おい



974:名無しの召喚士

wwwwwwwwwwwwwwww



975:名無しの召喚士

俺はレイフとのエンダァァァァしか認めんぞ!?



976:名無しの召喚士

レイフ信者が出てきたwwwww

てなわけで脳筋続きぃ!!



977:名無しの召喚士

待ちきれねぇぜ!!(バッ



978:名無しの召喚士

お前、靴下までも脱いだ……だと!?!?



979:名無しの召喚士

ハッ甘えな、朝風呂入ってきた俺はリアル裸族だ……ってちょっと待てヘルに見られたやばい



980:名無しの召喚士

wwwwwww



981:名無しの召喚士

絶対零度の視線向けられた、ちょっと待て、誤解だぁ!!!!



982:白雪姫

ザマァwwww

そのままあのクーデレ×ツンデレ美女に嫌われちまえw


続き↓

バ「…………おい、しい」


バルドルのポロリとこぼした一言。私は聞き漏らさなかった。

言わせてやったぞシャァァァァァァア!!!


私のニヤつく顔に気がついたのだろう。バルドルはコッチを見て居心地の悪そうな顔をする。


そんな顔してても美味いんだろ〜? と心の中で煽りつつ見つめ返す私。


バルドルは本当に居心地が悪かったのか私を冷たい目で見た後、扉を閉めようとする。だが私、あることに気がついた。


バルドルのくるくるのプラチナブロンドが一束、シチューにダイブする寸前の状態で肩にグルンってしてたのだ。

袖とかも真っ白、全体的に白いコイツ、1雫でも浴びて汚れたらどうなるのか、てかこの服洗えるのか。洗うの誰なのか。


髪を避けてやろうと咄嗟に手を伸ばした私。

それを見たバルドルはギョッとした顔で叫んだ。


「――触るな!!」


その突如私の横を駆け抜ける物凄い閃光。なにこれすごいデジャヴ。

今回はかなり大きくて防御壁咄嗟に展開できなかったら確実に死んでたと思う。というか防御壁もこっなごなに粉砕された。


下開けてくれー



983:白雪姫

ありがとう


続き↓

横を抜けたはずなのに衝撃とか凄くて壁に打ち付けられる。防御壁と(無詠唱だから)簡単な風魔法使って衝撃吸収するけど、それでもかなりキツかった。吐くかと思った。


そんな物凄いやつ。もちろん屋敷にも凄いダメージ。ガラスは衝撃でバキバキ、絨毯は一部無くなり通路奥の突き当りの壁からは見事に外が見えていた。わーなにこれ開放的ー……。


バルドルの部屋とか個室とかにはそこまでダメージ無くて、扉は凄い勢いで閉められた。ズルズルと座り込む私。


私「ヴェッホッゲホッ……ッう」


肺も割と衝撃受けててむせる。でも傷は無さそうだった。よかった。

そして痛みに悶えながらも思考を巡らす……なんで?



984:名無しの召喚士

……え…………?



985:名無しの召喚士




986:名無しの召喚士




987:名無しの召喚士

は……?



988:名無しの召喚士

バル……ドル……!?



989:名無しの召喚士

ちょ、おいおい、色々聞きたいことあるけどもう1000近い!!



990:名無しの召喚士

なんで、え、なんで……!?



991:名無しの召喚士

こんな時に……!? とりあえず1000踏んだやつ新しいスレ立ててくれ!! できる限り早急に!!



992:名無しの召喚士

ちょ、おい、脳筋お前大丈夫かよ!?



993:名無しの召喚士

あぁぁぁ、色々聞きたいのに!!



994:名無しの召喚士

なんで? じゃねぇよ、脳筋体大丈夫か!? 喘息持ちか!? 気胸になってないか!?

大丈夫って思っててもそれが重大な病気につながることだってあるんだからな!?



995:白雪姫

回復魔法かけたし大丈夫だと思う。気胸って分からんけどでも呼吸苦しくないよ!



996:名無しの召喚士

気胸ってのは肺から空気が漏れてる状態のことだよ!!



997:名無しの召喚士

一晩たってるもんな、息苦しい、息切れとか胸が痛いとかあるか?



998:白雪姫

今んとこないです!!



999:名無しの召喚士

なら良かった、今は大丈夫か……?



1000:長靴をはいた猫

ゾロ目ゲッツ!!




書き込みが1000を超えました。新しいスレッドを立ててください。










→【たすけて】召喚したバルドルがなんか変【2】

https://kakuyomu.jp/works/1177354054922613191/episodes/16816452218732852038

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