【小説】いざ箱庭へ

レイフと名乗るケットシー

 『STWちゃんねる』というサイトを見つけたウィンは、自分と同じ転生者が沢山いて今現在も召喚士として生活している、……と知ったものの、特に何も変わることはなく1週間の時が経っていた。


 ……いや、正確に言えば、少しは変わった。ウィンがその後、ちょくちょく『STWちゃんねる』を開くようになったのである。


 『STWちゃんねる』には、後々役立ちそうな雑学やこの世界についての考察班達の意見、日常の話や、契約神との恋愛相談など、様々なジャンルに渡る書き込みがされていた。


 10数年使っていなかった日本語だったが、予想以上にウィン、冬美にはその言葉が染み付いていたらしい。気づけば割と楽しみながらいろんなスレッド*……スレを巡るようになっていたのだ。もう立派なスレ民*である。


 そして、今日も実家のテーブル席でスマホを眺めながら料理を食べているとき……ウィンの母親がドタドタとこちらに近づいてきた。


「わっ、母さんどーしたの?」

「ウィン! 召喚士のお迎えが来たの! 早く着替えて準備持ってきなさい!!」

「え、ちょ、マ!?」


 母親に背中を押されると、考えるより早く部屋へ駆け込む。とりあえず自分の持ってる中で一番小綺麗なワンピース……ではなく、動きやすいいつもの、冒険者用の服を着て、ワンピースはカバンの中へと雑に突っ込んだ。


 自分の部屋から走り出て、ドアすら閉めずに玄関へ一直線。冒険者育成学校での経験もありそのスピードは下手な男よりも早いだろう。


「ウィン、なんでその格好なの!? あのワンピース着なさいって言ったでしょ!?」


「無理だってあんなの、確実にバサッて上手く走れないだろうし、まずこれに慣れちゃってるから足がスースーすんだって!!」 


「初日ぐらい我慢しなさいよ!! 本当にあなたって子は……あなたらしいけど……!

 あぁもう……

 あ、あなた! ウィンのお迎えがきたの、早く来て!!」

 

 ウィンはその言葉を聞きながらも、ガッと両手で勢い良くドアを引いた。


──「ウィン様、ウィン・マグナ様。

お初にお目にかかります」


 ぴょこぴょこと揺れる三角の耳、茶金と白の混ざったもふもふな尻尾。ラグドールの頭身を縮めたような体で、青い目がキラキラと光る。


 ウィンは、そのネコ科のような見た目の……ケットシーの名前を知っていた。


「私が、今日からウィン様に仕えることになるレイフです。以後よろしくお願い申し上げます。

 ……そして、早速ですが拠点箱庭へ案内いたしましょう。準備はよろしいですか?」


 STWのいわゆるナビゲートキャラ、レイフである。


(れ、レイフだ……!! マジもんだぁ……!! まじで口から声出てる!! ショタボォ! 声帯どうなってんの!? 


 てかリアル版可愛ぃ!! もっふもふ! マジかこいつイラスト版より現実のほうが可愛いのでは!? まんま二足歩行の猫だし!)


 大興奮、である。現実版だからか、どこか違和感を覚える部分もあったが、「ウィン……ウィン!! お返事!」と、母に肩を叩かれるまで、彼女はずっと興奮でぼーっとしていた。


 肩を叩かれて、改めて彼女は目の前のケットシーに向き直る。


「は、はい! ウィンです、準備はよろしいです!!」


 緊張やら興奮やらでカタコトになってしまってはいるが、返事をした彼女。「では、着いてきてください」と、レイフはウィンを誘導した。

  

「ウィン!! ……もう、行くのか?」


 父の声に振り返る。これまで育ててきてくれた父と母がこちらを見ている。その光景に、彼女の涙腺は少し緩みかけた。

 

 「うん、行く。

……これまで、ありがとうございました、父さん、母さん」


 また帰省する、とは言わなかった。なんとなく彼女にとって、ソレは死亡フラグのように思われたからである。

 それに彼女は、どうせならサプライズで帰省したい、と、そうも考えていた。


 頭を下げ、目を瞑って涙を堪えた。ジワッと涙が浸透していくのを感じたが、お別れは笑顔でしたい。し、泣き顔なんて、これから会う契約神に見せられない。

 

「……ご飯とか、ちゃんと食べて、服も毎日着替えるのよ! ……元気でね。行ってらっしゃい」


 頭を下げたウィンへの母の言葉は、いつも通り説教じみていたけれど、その声は震えていて、ウィンはまた涙のダムが決壊しそうになるのを感じた。


「……お前なら大丈夫だ、身体のタフさは先生の折り紙付きだろう? 元気でやってくんだぞ。

 父さんも、母さんも、お前の幸せをずぅっと祈ってるからな」


 頭をポンポンと撫でた父の手はいつも通り大きくて優しくて、体温が伝わってきて、今度こそ溢れてしまいそうになるが、「先生の折り紙付きだろう?」という言葉でスッと引いた。


 ヤンデレ教師は図らずともシリアスを吹き飛ばしたようだ。こんな時にあの教師の顔が頭に浮かぶ。ウィンは、ふとあの緑色の目を思い出す。


 あぁ、怖っ! あれはマジで怖かった! 瞳孔開きすぎだって!! と、しんみりな気持ちよりも思い出したあの恐怖体験の方が上回ってしまったようだ。


 ……だが、それはむしろ良かったのかもしれない。ウィンは一周回って落ち着きを取り戻し、頭を上げたその顔に浮かんでいたのは――笑顔だった。

 

「行ってきます、父さん、母さん!! 

どうか、お元気で!!」

 

 頷いた2人の顔にも……母は泣きそうだったが、笑顔が浮かんでいた。


 ウィンはそれを確認して、じゃ! と手を振ってから、少し離れていたレイフに向かって駆け出した。

 

「もう大丈夫です、行きましょう……!!」


「私に対しては敬語でなくとも結構ですよ。

……はい、分かりました。では、ご案内いたします」


 スッと浮いたレイフの後ろを着いていく。ゲームでもレイフは空中移動が可能だった事と魔法という摩訶不思議な力が存在する世界、特に違和感はないが、やっぱり少しは驚いた。


(おぉ……浮いた……マジで空中移動なんだ、便利ー)


 この程度の反応だったが。


――いつも通学に使っていた大通りを歩く。周りの通行人達は物珍しそうな顔でレイフを見ていた。


 そのもうしばらくは通ることのないだろう道を踏みしめながら、ふと、思い出すことがある。


(そういえば、あれからあの教師が怖くて行けなかったけど、ウリエル君とか……てかウリエル君にお別れ言えてないなー、心配してるかな……)


 あの犬のように人懐っこい金髪美少年を思い出す。心配されているなら……正直に言うとウィンにとっては嬉しかった。

 いや……でも、心配している可能性は薄いかもしれない、という事実に少しズーンとくる。


 ウィンと少年はいわゆる少し話す程度の仲、友達と呼べるほどではない。席が近くなったら話す程度の仲なのだ。


 でも、あの少年は優しいから、きっと心配……


(……いや、でも、どちらにせよもうお別れに行く時間は無いし……ちょっと心残りだけど……今更かぁ……。

ごめん、ウリエルくん、挨拶にはいけないわ……)


 ウィンは頭を振ってその考えを振り払った。レイフは大通りを曲がり、別の方向に向かっているようだ。その先にあるのは確か……東の関所、この街の出入り口の1つである。そしてその先にあるのは他の街へ繋がる道路と、魔物のウジャウジャ居る森。


「レイフ……? そっち森だよ?」


 ウィンは南の関所と道を間違えてるのでは? と思った。


 南の関所がどちらかといえば正規の門で、中には様々な都市へ繋がる鉄道や、転移門というなんともファンタジーな門があるからである。


 簡単に言えば王都など特定の場所に瞬間移動できる門、どこかへ向かおうとするならば、そちらへ向かうのが妥当だろう。


 こっち、東の関所は大量の荷を運ぶ馬車など、鉄道や転移門で運びきれない量の物や大きな物を運ぶときに使う、裏口のようなものなのだ。


「はい、知っています。森へ向かうというよりかは……人気のない広い場所へ向かいます。

 この地域で最も人気がないのは東の森でしょう? 

 ウィン様は冒険者育成学校の2年生とお伺いしていますし、剣も携えている、東の森の魔物程度なら大丈夫かと思いましたが……」


 人気のない場所……確かにそうだ。ここの地域はそこそこ繁栄した都市である。どこでも基本人が居る。だからこの地域で1番人気のない場所と言ったら単純に危険である東の森と言えるだろう。


 それに、ウィンにとっては東の森程度の魔物だったらさばけるのは事実だった。冒険者育成学校1年の頃に実際、ここで何度か実習を行っている。


 でも、疑問は残る。


「……なんで、人気の無い場所に行く必要が……?」


「それは後で分かりますが……端的に言うと、箱庭に繋がる門を出すためです。門の出し方は一般の方に教えてはならないので、このような形を取っています。」


 あぁ、と、納得した。箱庭への門、ゲームではどこでもポンポン出していたが、現実だとそういう仕様なのか。


 それなら家の中でもよくね? と一瞬思ったが、あの父と母なら気になって覗く可能性も無きにしもあらず、それにそもそも門を出せるほどの広さ、というか高さはないだろう。……門のサイズは分からないが、ゲームではキャラの1.5 倍はあった為、こちらでもかなり大きくなるはずだ。


 ……石レンガ作りのそこそこ大きな門が見えてくる。東の関所、アウスローブ東門である。ここの地域、アウスローブの裏口のようなものだ。


 レイフは門番と話していて、ウィンは少し離れた所でそれを眺めていた。そろそろ近づこうかと足を動かそうとすると……


「あれ? ウィンさん?」


「え、……ブラウ君?」


 青い服を着た茶髪の青年が手を振り近づいてきた。ウィンのまだ親しい方の元クラスメイト、主人公感あふれる青年、ブラウである。


「ウィンさん、久しぶり! 元気にしてた? 召喚士に選ばれたって聞いたぜ? おめでとう! 今から出るとこ?」


 その快活な青年は、明るい顔に笑顔を浮かべる。服装は私服のようだが一体何の用事でここにいるのか。

 ウィンは青年を見上げながら疑問に思った。


「ひ、久しぶり! うん、そう、今から出るトコ、です。……で、なんでこんなとこに……? ていうか学校……」


 少しキョドりながらも疑問を口にする。ここに来る理由なんて……


「何言ってんのさ、今日日曜だぜ? 学校は休み。

 で、俺がここにいるのは……修行、かな。奥の方行ったらそこそこ強いの居るだろ? それ倒しに行く。俺、そんなに戦闘得意じゃないから、自主練しないと」


 あ、そうか、今日学校ないのか……と、1週間の休みで彼女の時間感覚は随分と狂ってしまったようだ。


「真面目だねぇ……、そんな事しなくてもブラウ君充分強いじゃん、私と比べたら特にさぁ」


「ウィンさんが言うと嫌味だろ、それー」

 

 ブラウは肩をすくめた。ウィンは頭にハテナを浮かべる。

 私が言うと嫌味……? 私成績ギリギリよ? ……まさか、私意外と強かった? いや、いやぁ……と、ポカーンとしていた。


「……もしかして、気づいてない?

ウィンさん、先生にかなり贔屓されてたじゃん」

 

(ひ、いき……? いや、いやいやいや! あれは私を虐めたいだけ……いや)


 ウィンには思い当たる節があった。

――「俺が君を最高の冒険者に育て上げましょう、ですから召喚士になんてならないでください」、あの言葉が再生される。


 演習のとき、ウィンはかなりの確率で教師とペアを組まされた。いつも口を出されたし、座学でも高確率で当てられた。この世界には皆平等、なんてそんな考え方はほとんど浸透していない。ある程度差があって当たり前、そんな世界だ。……それにしても、教師のウィンに対する扱いは酷かったと思うが。


「いや、でも、私成績ギリギリだったし……」


「先生、特にウィンさんには厳しくしてたんだよ、期待されてたんだろうな。普通だったらウィンさんはかなり上の成績になってたはずだ。……まさか、大出世で召喚士になるとまでは思ってなかっただろうけど。ウィンさん、本当にすげーよ」


 ウィンは、その言葉にどう返せばいいか分からなかった。なぜなら教師の動機が不純すぎるものだからである。いや、贔屓に純粋なものなんて無いだろうが、それでも単純に強くなりそうだから、とかそういうのじゃない。


 あれは……ヤンデレだ。歪んだ愛情をウィンは受けていた、と、今の彼女はしっかり認識していた。


 今思えば、冒険者になれるかどうかすら怪しかった気さえする。対魔物の実技訓練だって、本当に危なくなったときは教師が手を出してきた。おかげでウィンはそういう時にほとんど怪我を負ったことがない。


 それに学年末の対クラスメイトの演練の時なんて、前日に参加できないレベルに痛めつけられたのだった。つまりウィンは生徒とペアになったことはあれど、戦ったことがないのである。


 よく思い出してみれば、ウィンの怪我の原因は、いつもあの教師だったのだ。その他での怪我はゼロに等しい。

 ……俺以外に傷つけられるのは許せない、的な、そんな考えがあったのかもしれない、なんて今更ながら気がついた。ぞわぁっと悪寒が走る。


「……ウィンさん?」


「え、あ、うん、そうだね?」


「……そうだね? え、何でそんなに他人事みたいに……まぁいいか。そういや、ウィンさんも東の関所ココから出るんだよな、どうせなら一緒に出ないか?」


 ウィンの頓珍漢な答えに少し訝しげな顔をしたブラウ。だがすぐにいつも通りの優しげな顔で誘ってくれたが、その声にかぶせるように別の声が聞こえた。


「ウィン様、行きましょう……その方は?」


 話がついたらしいレイフがそこに立って……浮かんでいた。


「……ウィンさん、この猫は……? 使い魔?」


「え、レイフ……だよ?」


 ウィンは咄嗟に説明をする事が出来ず、名前を言う事しか出来なかった。STWのナビゲートキャラなんて通じる訳も無く、説明を考えていると、その前にブラウが驚きの声を漏らす。


「え、レイフ!? あの……!?」


 あ、知ってたのか、である。

 ウィンが知らなかっただけで、召喚士やそのナビゲートキャラ、レイフは随分と有名なようだ。情報の格差を感じる。

 

「……一般の方とお見受けします。こちらの門に御用があるのなら、申し訳ありませんが少しの間待ってはいただけませんか?」


 レイフはスッと頭を下げた。ブラウはえ、と声をこぼす。


「えっと……大丈夫、です……」


「ありがとうございます。ではウィン様、行きましょう」


「あ、はい!」


 レイフに駆け寄ったウィンだったが、あることを思い出してブラウの方を振り返る。


「……ブラウ君ごめん、一緒には行けないみたい……。あ、そうだ! もしよければウリエル君に、ちゃんとお別れできなくてごめんね、ばいばいって、そう伝えてくれない……かな?」


 ブラウはボーッと突っ立っていたが、その言葉にハッとなったようで「あ、あぁ」と頷いた。それを見たウィンはぎこちなく微笑む。


「ありがとう。よろしくお願いしマス……」


「……とりあえず、元気で。またな」


「……うん、そちらこそ。じゃあ、ね」


 ウィンはレイフに続いて門を潜った。

 


**


 突っ立っていたブラウは、しばらくして、ふうっとため息を吐き出した。

 その茶髪が吹き抜けた風に揺らされ顔にかかるのを、手で無造作に避ける。


 ウィン・マグナ、少女とは一度演習でペアになった事があるが、彼女は一見地味に見える。だが、優しげに整った顔立ちと、戦いなんて全く知らなさそうな、人畜無害そうな雰囲気を纏いながらも、その実力は元最高ランクの冒険者である先生に贔屓しても育てたいと思わせるほど、というとても興味を引く存在だった。


 自分と同い年なのに、あの先生の本気のしごきに耐えて……嫉妬、しないわけではなかった。だが、彼女のひたむきに頑張る姿勢と、ふと語ってくれた世界への憧れに、素直に応援したいと思っていた。


  ……全てを持っていそうな彼女だったが、スタート地点は自分と同じ、そして自分以上に努力をして、その実力を得ている、それは彼にとってかなり好印象に映っていたのだ。


 だが……いま、青年は、自分がとてつもなく黒い感情に侵されているのを感じていた。

 召喚士は努力でなれるものじゃない。才能が必要な職だ。自分もなりたいと思った時期もあったが、才能が無くて諦めた職である。


 レイフ、召喚士を補佐するあのケットシーについていく彼女の姿を見て、やっぱりこの少女は自分とは違うんだ、と、はっきりと認識させられた。

 

 嫉妬、醜い、嫉妬。理解はしているが、抑えられない。グッと手を、血が出るのではないかと思えるほどきつく握る。あの少女は実力におごるような人間じゃない、力を持つべき人間だ、これは神からの祝福なのだ。そんな感情を抱くこと自体が間違っている……そんなことは理解しているが、気持ちがついていくかといえば、別なのである。


 ああ、羨ましい。俺に無いものを全て持ってる。羨ましい、羨ましい。


 ドロドロとした気持ちが増幅していく。……そういえば、ウリエル、あの整った容姿の少年、少女と同じ次元に居るだろう少年に、何か、伝えてくれって、言ってたっけな……。


 思考が煮られているようで、不快で、不安定な中、考える。


 そうだよな、あの少年も、同類だ。


 短絡的な思考、いつもなら絶対にしないはずの考え方。


 羨ましい、羨ましい


 ……憎い……? そうか、憎いのか。


 それならば――――


「…………ッ、あれ……? 俺、何、考えて……」


 スッと、意識が抜けたような感覚のあと、我にかえる。どこか、空っぽになったかのような、あれ? 何が? 空っぽ……に?


(……ああ、そうだ、俺魔物退治に来たんだった。こんなとこでぼーっとして、何してんだ……、疲れてんのかな?


 …………あ、れ、何か忘れてる気がする……気のせいか? あー、やっば、俺これかなりやられてるかも……、今日は休もうかな……心無しか頭もクラクラしてきた、熱出てんじゃね……?)


 青年はグラグラと揺らぐような、ガンガンと響くような、酷い頭痛に頭を抑えた。

 ゆらり、ゆらりとおぼつかない足取りで帰路につく。


「…………」


――抜け落ちたナニカがその姿を、ジッと眺めている事なんて知らずに。

 

 





 




 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る