第41話 ボッ

「ボッ」


「ボッ ボッ」


「よし ボッ」



同僚のK氏は兎に角仕事に気合が入っている。


「次 ボッ」


K氏に聞いてみる。



「どうして、掛け声がボッなのですか?」


「ボッ 苦だ」


意味不明だ。



「ボック ノ テンテイハ」


今日はリズミカルだ。


「先輩、今日は何やってるんですか」


「総チェックだ」


「何のチェック」


「引き継ぎ書」


「引継ぎって辞めるんですか?」



「ボッ」



その瞬間、先輩はボッツと消えってった。



仕事中、あの言葉が脳裏から離れないNO

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る