第39話 HATSUKOI
一番好きな人とは結ばれない方がいいと母は言う。
だから私は妥協した。妥協というか必然的に彼と結ばれた。
彼は言う。「初恋の人と結婚しなくて良かった」
私は心の中で「違う。絶対違う」
数十年後、彼の言った意味が解った。まだ私は若かったから理解できなかったのだ。
時の経過は残酷。彼との酷い結婚生活、苦しい性格、合わない価値観。
「君はね」と拗ねる彼の声。
「もう、いい」と返す私の声。
HATSKOIの人を想い焦がれる。
「きっと初恋の人も同じ想いをしているのかしら」
HATSUKOIの彼氏
「こんな結婚はもうこりごりだ。でも初恋の娘と結婚していても、きっとその娘にも同じ不幸なMEにさせたかも」
DOUDOUMEGURI
人生こんなものだと法度、恋する今日この
GORO
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