第36夜・王と騎士団
「キャンベル騎士団団長、オール・キャンベルと申します。」
国王の正面に跪いてそう言うのはオール。一つの騎士団の団長として、王に跪いていた。
そして、神楽もオールの横で跪き、こう続けた。
「同じくキャンベル騎士団所属、カグラ・キャンベルと申します。」
「同じくキャンベル騎士団所属、エル・キャンベルと申します。」
リヒトも神楽に続けた。
言葉こそは丁寧だったものの、その声色と態度は二人と比べて圧倒的に雑で、気怠げだった。面倒だ、お前を敬う気は無い、と言う意思を、声色で伝える。
「我は第678代国王、クライド・ガルシア。あまり聞かない騎士団だが、貴様らは何処から参った。」
「我らはここ数週間のうちに誕生した弱小の騎士団…。クエストのクリア経歴は勿論少ないです…。しかし、団員の中に、魔生物を学んでいる者が居ます。魔生物の生態を知るという目的でここに訪れ…」
「わかった、もうよい。滞在を許可する。」
クライドは気怠げにそういい、3人に出ることを命じた。
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