前回までのあらすじ(第1話から第12話まで)
主人公、ヒューゴ・カミヤマ・キッパータックは、
飼い主の心を読んで、おおよそ想像し得るかぎり「なんにでも」変身してしまうという驚異の芸を持つ蜘蛛・アダンソンハエトリを飼い、本業の清掃業務に勤しむ毎日で庭管理はそっちのけであったキッパータックだったが、百三十歳のご長寿大庭主・
そんな東味亜国には、七年前から大庭ばかりを狙って泥棒や嫌がらせを行うタム・ゼブラスソーンという「庭荒らし」が出没していた。
中央都の二つの庭園で悪事を働いた後、五年前から穹沙市の庭ばかり狙うようになったタムとその一味。キッパータックも被害に遭い、蜘蛛を盗まれかけただけでなく、樹伸と一緒に見物に行ったティー・レモン氏の空中庭園では「盗難未遂」の腹いせにジャンプ紐をつけて突き落とされてしまう【第7話まで】。
タムをなんとしても捕まえたいと奮闘する東味亜警察・穹沙署の巡査長・
ひょんなことから叶と親しくなったキッパータックとピッポは、「裏切り者をこっそり調査して警察に協力している」事実を聞かされ、半ば手伝うことに【第11話まで】。
物語がはじまってから二年目の六月、大庭調査会のメンバーで宝石商のサムソン
いつかタムがやってくるかもしれないと警戒し、自由な行動が取れなくなる大庭主たち。見回りを強化する警察。裏切り者調査の過程でキッパータックに関心を寄せるようになった叶と恋愛に鈍感なキッパータック。ツアーの終わりにルカラシー・ドルゴンズに呼びだされ、元気をなくしてしまう神酒。
タムに「二度」襲われたとされるドルゴンズ庭園の大庭主、ルカラシー・ドルゴンズはなにかを隠しているようにも思われ……。
以上が【第12話まで】のあらすじです。
キャラクター情報については、「登場人物 紹介」にくわしく載せています。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます