死の勇者TS陰子は異世界帰還者である

作者 ぎあまん

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★★★ Excellent!!!

異世界に魂を召喚され魔王退治を依頼された主人公。
鍛錬のすえ神すらもドン引く所業で打倒を成した主人公。だが異世界住人にその苛烈かつ容赦の無さを恐れられ現世への帰還を望まれ、現世へ帰還する事になるのであった。
異世界で得た能力や所持品は保持したままで。

現世へ還る事を選択した理由も含め主人公を動かすのはある一つの目的。
その目的のために異常なまでに狂人…もとい強靭なメンタルと能力を駆使して行動していく事になる。
帰還後既に自分の体が無かったために自殺したクラスメイト(女子)の体に入るハメになるが、家庭的にも学校生活的にもどん底だった状況から数話で一気に返り咲く様はスピード感に溢れ爽快。

主人公は目的の為に利用できるなら相手や物事の善悪関係なく受け入れたりする一方、邪魔する者や敵対者には死よりも辛い苦しみを与えるなど行動に一切の容赦が無く徹底している。

かといってただ冷徹なだけではなく、異世界で自身を守るため犠牲になった人達全ての家族を訪問して回ったり、現世でも例え面倒でも(裏切らない限り)相手の信用は裏切らないよう努めたりする面もあり、その両面が合わさり非常に魅力的に感じられる。

どことなくゴ〇ゴ13を思い起こさせる姿勢と言えばわかりやすいかも。

急にローファンタジー世界になったら社会はこうなるのかな、という風に変質していく現実とそれに対応し邁進していく主人公。
この物語がどこに行きつくのか。先が楽しみです。