第4話 能力の開眼?


時雨のクラスは1年4組である。

時雨は、窓際の1番後ろの席であり、

昼寝にはちょうど良い席である。


時雨の隣の子は、神沢 由美(かんざわゆみ)。


由美「しっ、時雨さん。おはようございます。」

時雨「あぁ、おはよう。」


由美と時雨は、同じ中学の同級生である。


由美「きっ、今日も良いお天気ですね!」

時雨「あぁ、そうだな。」


由美「あっ、あのー。」

時雨「なんだよ。低血圧やから朝弱いんだよ。」


由美「ごっ、ごめんね。」


時雨(コイツ中学の時、

こんな話しかける奴だったか?)


由美は、とても純粋に同じクラス、しかも

隣になれた事にとても喜んでるのであった。


??「君!女の子がこんなに話しかけてくれてるのに、なんだその態度は!!」


時雨「だれ?」


??「俺は、川田 勇次(かわたゆうじ)だ!」


川田 勇次 rankB 能力 透視能力

見た物の過去が見える。


時雨「川田?警察官一家の川田か?」


川田「なっ、何故それを!!」


時雨は、不気味に笑みを見せた。


時雨「川田家と言えば、代々警官の血をつぐ

有名人じゃねーか。そのメガネがその証拠だろ?」


勇次のメガネは、戦闘時には、剣になるという

特殊なメガネである。


川田「そっ、その通りだ。」


時雨「やっぱりな。ガリ勉君。」


川田「君こそ、几一族の誇りはないのか!」


時雨の薄い青い目が、

一瞬真っ青になった。


それを見た勇次は、しり込みを

してしまった。


川田(なっ、なんだ!この冷たい眼差しは。)


時雨は、まだ、この能力に

気付いていなかった。


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