小さく、息を吐いて

Me.14

第1話 はじまり はじまり


わたしの記憶は、たぶん

かなり小さな頃から残ってる。


30を過ぎて、遠く離れた あの頃の私を

思う時…1番に浮かぶイメージは


なぜ、どうして、わたしは なに ?


自分の指先、顔、声、見えてるもの

そして、両親や

いつも近くに居る 近所の子たち


空も土も 風も海も 虫や鳥たちも


なぜ、ここに居るの?生きてるって何?

ねぇ、生きているって何なの?



それを、言葉にするには

まだ、幼くて…私は、自分と自分の中を

行き来する。


生まれたときから、与えられたテーマ

わたしがわたしを愛するまでのストーリー



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