Naught
Onfreound
日が出るまでには帰りたい
目の下を見てただ歩く
ゴミは転がる道端に
人がいる方へ皆避ける
生きてる限り変わらない
純粋さなど殺された
きょうきで彼は殺された
目立たぬように帰りたい
時間の流れは変わらない
大回りして皆歩く
グチャグチャの僕を皆避ける
僕の亡骸は道端に
放置されてる道端に
配慮の心は殺された
都合が悪けりゃ皆避ける
手足だけでも帰りたい
皆は僕を見ずただ歩く
状況はずっと変わらない
優位性はまず変わらない
人の邪魔なら道端へ
立ち塞がるなら上歩く
人喰い狼殺された
出来れば故郷へ帰りたい?
難問なので皆避ける
奇形ないきもの皆避ける
自力じゃこんなに変わらない
あの運転手は帰りたい
視線は人いる道端に
きっとこうして殺された
蝶の死骸の側歩く
重い足取りでただ歩く
今から小さい虫避ける
今日も君らは殺された
僕の力では変わらない
せめて自分は道端に
思いを寄せて帰りたい
どこを歩いても変わらずに
僕の世界は道端だ
避けられ続けて殺されない
いつまでここから帰れない?
Naught Onfreound @LieWound
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
未充足の人/Onfreound
★0 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
Credulity/Onfreound
★6 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます