第4話  保健室にて

「あんた、こんな時間まで何してたのよ。もうHRはじまってるんじゃないの」

響歌「保健室まで連れてきてもらって、私の手当てまでしてもらってるところ申し上げにくいのですが、あなたも遅刻じゃ――――」

「う、うるさいわね!目覚ましが鳴らなかったのよ!バカ!」

あはは、とこんな会話をしていると、室外から誰かがこっちに走ってくるような

保健室に先生いなかったし、戻ってきたのだろうか


ガラガラガラ



響歌「あ、失礼して―――うぐ」


保健室のドアをあけて半泣きでやってきたのは、保険の先生でなく、今、絶賛勤務時間なはずの姉 秋季だった。この学校の教師は、勤務放棄が趣味とかあるのか


秋季「あ!よかった………いなくなったと思ったのよ!」


響歌「何言ってるの。今までとじゃ比べ物にならないくらい環境がいいのに、いなくなるわけないじゃん」


秋季「だって心配するじゃない!教室にいないからもしかして学校が嫌になって早々どこかへって思って」


響歌「そこまで心配しなくて大丈夫だよ。子供じゃあるまいし」


秋季「心配するわよ!!まだ子供だし、好きなんだm―――」


響歌「あーもうさっさと仕事再開してください。一時限までには教室に戻りますから」


「あのー、あんたと理事長は、どんな関係なの?」


響歌「ん?姉弟だよ」


「姉弟?姉妹じゃなくて?」


響歌「あれ、聞いてないの?(許可もらったんじゃないのか)」


秋季「あーーーー、うんうん、この子間違ってるみたい。そう、姉妹だよ姉妹」


響歌「とうとう頭おかしく――


秋季「ところであなた、この子の手当てしてくれてたのね、ありがとう 名前なんて言うのかしら」


「私は平野由香(ひらの ゆか)といいます。こんな素敵な理事長が姉ねぇ、羨ましいわねあんた」


秋季「この子は響歌っていうの。よろしくね」


由香「あ、、、はい、、、わかりました」


秋季「?」


まずい、人を避けてるかもしれないってのに、いや、確実に下げてるだろうにそんなこと頼むんじゃねえよ。早く帰らさないと……


響歌「早く仕事再開してください、あなたの学校であなたが仕事をしないのはどうかと思いますよ」


秋季「分かったわ、、、響歌、昼休み理事長室に来なさいね」


響歌「え、、、、はぁ、わかったから、早く行って」


秋季「辛辣だなぁ、またね響歌、由香ちゃんも響歌をよろしくね♪」


そう言って、仕事仕事っていいながら保健室から出ていった。来るとしても放課後くらいにしてもらえないもんかなぁ

そういや平野由香?だったか 俺をよろしくって言われたとき、ちょっと顔が引きつってたよなぁ。やっぱりなんか過去にあったんだろうか

なんて考え事をしてると


由香「その、きょ、響歌」


響歌「ん、なに?」


由香「初日だけ行って、次の日から遅刻なんて、私には関係ないけど先生は黙ってないだろうなぁ、なんて私には関係ないけど」


響歌「あ!そっか、遅刻しそうになってたんだ、てかもう遅刻じゃんか!私先戻ってるね」


やっば、遅刻遅刻~!









由香「姉弟って言ったと思ったら私が一人称なんて、変なヤツ」




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

こんばんは アナザーです

あんま長々書くと、読み返しが適当になるかなぁと思って、テスト期間中同様ちょっと分を短くしてみました。その分投稿スピードは上がるかなと思います

では、次回も読んでくれると嬉しいです

ではではー















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