学年1の美少女が迫ってくるが俺はクラスで4番目くらいの子とイチャイチャする!

小森 秋水

第1話

出会いから別れまでが一瞬のように恋が始まり終わるのもまた一瞬だ

よく恋とは相手に恋しているのではなく恋をしている自分に恋をしていると聞く


けど、自分に限ってはそんなことないと断言できる...



俺の名前は柳瀬 純

一ヶ月前から華の高校生だ

いわゆる青春ど真ん中、アニメなら必ずなにかが起こるシチュエーションだ

スポーツ漫画なら心が熱く燃えたぎるような出会いが、バトル漫画なら謎の能力を使い敵と戦う、恋愛漫画なら甘酸っぱい出会いが待っている...




俺の人生がそんな甘くないことはわかっているんだが、何か起こらないかな、と思わずにいられない年頃なんですよ!


自分の人生を思い返せばいい記憶なんてそこまでなかった

小学生ではしゃしゃり出て大恥をかいたり運動会のリレーでこけたり全校生徒の前で盛大にオナラをかまして涙目になったり...

あれ?視界が悪くなってきたな...


中学の時も厨二病拗らせてクラスの前で恥ずかしい自己紹介をしたり未知への挑戦といってプールサイドを全裸で逆立ちしてプール出禁になったり、体育祭のリレーでこけたり...


俺こけてばっかだなぁ

中学時代は厨二病を色々拗らせて変な方向に行っていたがそんな俺にも好きな人はいたんだ


というよりその人のおかげで厨二病脱却できたようなものだ


最初の話に戻るが俺はちゃんとあの子に二年間恋をし続けている

この恋は偽りではないはずだ!


そう...

「おはよう、柳瀬君!」

桃山 華南さんに俺はずっと恋をしている

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