千弦さん、すごく良かったです!
いや、ニールやジェイクやエマ、というか、今作に関わる全ての人にとって何一ついいことなんてないお話だったんですけど、そこへ至るまでの道のりに確固たる悪意がなく、ただそれぞれの夢を追いかけていただけなのに、こうなってしまった……というやるせなさ。
誰の人生にも差す可能性のある翳を、これでもか!と深掘りして、詳細に抉り出してくださるその手腕。
これだけ複雑で重大な結果を招いてしまったのに、元の要因はといえば、たった1つの心の弱さであったこと。
幾重にも織りなされる人間ドラマが、とてもとても読み応えがあり、すっかり自分事のようにして読んでしまいました。
エマとニールの夫婦関係が、ままならない人生と、それでも消えない仄かな優しい光を象徴しているようで。。
愚かな男たちの物語。栄光のバンドの影に蠢く、もう一つのストーリーを堪能させていただきました。
はあ~、満足満足(*´ω`*)♡
作者からの返信
すごく良かったとのお言葉をいただけて嬉しいです! ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪
このお話は自分でもお気に入りなので、しっかり読み込んでくださったのがわかる感想に感激しています。よかった……! 書いてよかった、読んでもらえてよかった……!
手前味噌で恐縮ですが、もうニールとエマの云いあってるシーンが目に浮かぶんです。リアルなスピードでぽんぽん台詞も聞こえる。吹き替えだけど(笑)
ほんと、男って莫迦で愛おしい。
満足していただけてよかったです♡ さて、次でもうこの番外短篇集も〆ですね(あれ?w)
次も楽しんでいただけるといいな、と祈ってます。コメントをありがとうございました!
このSitting ...の回は人間の弱さと愚かさがみっちり凝縮していて、すごく読み応えがありました。周りから見ればどんなに浅はかでも、人間の心ってこうだよね、と思わせますね。やるせないような憎みきれないような。ニールとジェイクの夫婦関係が真逆なのも面白かったです。カットで暗転する映画のような終わりもキレがあって好きです。
ああ人間模様ですね......。
作者からの返信
柊さん、こんにちは。
わああ、たくさん褒めていただいて舞いあがっております……。実はこれ、今まで書いたものの中でいちばん難産でした。なんというか、こう書きたいというイメージができているのに、なかなか文章が追いつかなくて書いては消し、書いては消し……だったのです。だから、今こんなふうに云ってもらえてああ、報われたという気分です。本当にありがとうございます!
終わり方も悩みに悩みました……本編で既に『バルコニーから落ちた』っていうことだけ書いちゃってるから、どうそこへ持っていこうかと(笑) 映画のようでキレがあるなんて云っていただけて、もう感激です(*^^*)
いつもコメントをありがとうございます、励みにさせてもらってます!
千弦さんこんにちは。お邪魔いたします。
前回ニールのイメージがエイダン・ギレンだと教えていただいて、
ฅฅ°́Д°̀))ギャァァァ♥♥っと悶え狂ったワタクシでございますw
ギレン兄さんだとォォ~!!?
なにそれ最高すぎるんだけど!!! 最上級の『最 of the 高!』なんだけど!!!w
あれですね、「シング・ストリート」でのちょいダメオヤジなギレン兄さんと、「ボヘミアン・ラプソディ」で演じたジョン・リードが合わさったイメージかなあ?
Queenを見出したジョン・リードとThe Devilを見出したニールとが重なる…というのか、いや、ニールが上手くいっていればジョン・リードになれたのに、って感じ?
エマさんとのやりとりは泣けましたわ…(T_T)
もうホントに『男』ってヤツぁ~!w
でも男からプライドを取ってしまったら「生きる屍」なんでしょうね。
『いい歳した男の涙声なんて、ヒモよりみっともねえや』っていうニールの矜持にグッときました。
んで、「えっ!? 『最後』が『最期』なの!?」ってビックリしちゃったんだけど、他の方へのコメント読ませていただいて『最期』ではないんだな、と。
あとジェイクもなんかね、やるせないですよね。
ジェイクもニールも、The Devilを取り巻き始めた大きな嵐に上手く乗ることが出来れば、人生上向きに行けたんでしょうけど。
あ、そうそう、余談なんですけど(小説に関係ない話、毎度スミマセン)
ニールと言えば、ワタクシの愛するロバート・シーハンの日本未公開作に『Kiling Bono』という映画があるんですけど、U2のBonoと高校の同級生で自身もSHOCK UP !っていう売れないロックバンドやってたニール・マコーミックという人の自伝の映画化で、(ニールをベン・バーンズが演じてます。Robはその弟のアイヴァン役)
そっちのニールもプライドの高さが邪魔をしていろいろ自滅しちゃうタイプのダメ男だったな~、なんて思い出しました。(説明長っ!w)
すご~く面白い映画なのに日本未公開なんですよ。ワタクシは海外AmazonからDVD取り寄せましたがw
(ご興味ありましたらコチラをどうぞ ⇒ https://norajirosavon.blog.fc2.com/blog-entry-97.html)
そんなことを思い出した春の日でございます。
(って何かブログの宣伝活動しちゃったみたいで非常に申し訳ない!そのような意図はないんです~)
今度はルネのお墓参りに行く話でしたね。
そちらも楽しみに待ってま~す\(^o^)/
とりま、ギレン兄さんとRobが一緒に出てるドラマ観にYouTube行ってきま~す!w
作者からの返信
NORAさん、こんにちは。
エイダン・ギレンで悶えてもらえるとはさっすがあ♪ そうそう、あの失業中のパパとかジョン・リードのもうちょっと胡散臭いやさぐれた感じ(笑)
あ、ジー・デヴィールのスペルは『Zee Deveel』です。お話のなかではほとんどカタカナで書いてるし、タイトルのせいで紛らわしいですよね。スミマセン(^^;
で〈Killing Bono〉について、というかロバートくんへの愛たっぷりなNORAさんのページ、しっかり読んできましたよー☆ いやあもう、すごい。映画の紹介ってレベルじゃないw 日本未公開でも大丈夫です、NORAさんの愛がびっしり詰まったたっぷりな画像と解説で、もう観た気になるほどお腹いっぱいになりました……(笑) でもいつかアマプラとかで視られるようになったら視たいですね、こういうバンドもの大好きだし。ってか仲の悪い兄弟について、当たり前のように眉毛兄弟引き合いに出されててワロタww
あ、そうだ! 映画といえば、このあいだ〈星の王子 NYへ行く2〉を視たんですけど、いきなりなんか見覚えのある人たちが出てきて歌いだしてきょとんとしてたら、グラディス・ナイトで一気に揚がりましたw アン・ヴォーグとかソルト・ン・ペパは、私はよく知らなかったんだけど、グラディス・ナイト&ザ・ピップスはさすがによーく知ってる! んでもって、モーガン・フリーマンさんなにしとんのww って感じでした。なんて贅沢な映画だろうw
あ、ジョン・レジェンドも出てましたね。うん、すごかった(笑)
長くなってしもた(^^; はい、次はルネのお墓参りと、おまけの隠しトラックです。それで番外短篇集はおしまい、ルカたちとは暫しのお別れになります……。長篇書けるまで一年くらいかかるかもだけど、忘れないでね(;;)
この泥臭さが何ともクセになりますね。
綺麗事ばかりじゃ世の中渡っていけない。でも、世の中そうそう上手い話なんて転がってない。
少し冷静になれば分かることなんだけど、確かにそのとおりなんだけど、どうして親身になってくれる人の言葉って素直に受け取れないんだろう。
いやあ、読み応えありますねえ(ほくほく)
作者からの返信
こんにちは、古博さん。
泥臭さ、という言葉に私が思い浮かべたのはブルースです。ニールの哀愁ただよう後ろ姿にスライドギターの音色がぴたりとハマりますね……勝手な解釈で喜んでおります、スミマセン(^^;
そうですよね。世の中にうまい話なんて転がってない。本当にうまい話なら他人に持ってこないで秘密にしますからね(笑) 親身になってくれる人の言葉はたぶん、いちおうちゃんと聞いてはいるんだけど、欲が勝ってしまうんでしょうね。。。
読み応えがあると云ってもらえて嬉しいです! コメントをありがとうございました!
こんにちは。
カット!から暗転で終わるのが、ニールらしい最期の演出ですね。
エマと生きる道もあった筈なのに、こんなことに。。でも、プライドが邪魔してしまう気持ちは分かります。フェリーニを見て、空へ投げ出されながら、こんな最期も悪くない、なんて思ってしまうあたりが身に沁みついたロック魂なのかもしれませんね。
ニールとジェイクの哀愁に、人生ってままならないよなあ……と。そして愛する人を喪ってしまったエマの落胆はどれだけ深いだろう、と思ってしまいました。
作者からの返信
琳さん、こんにちは。
こんな終わり方で紛らわしくてスミマセン……ニール、命はたすかってます(^^; 本人は落ちた! と思った一瞬にもう覚悟しただろうけど。。。
このことは次の長篇のなかでちらっとだけ触れる程度で、ちゃんと書く予定がないのでぶっちゃけますが、この後、生活するのに介助が必要になったニールを、エマは引き受けます。ヘルパーさんの手も借りてですが、一緒に暮らし始めるということです。ニールの思い描いてたのとは違ってしまいましたが、いちおうはハッピーエンドじゃないかなあと。
読んでいただき、コメントをいつもありがとうございます! 番外短篇集も次、月曜の更新分でおしまいです。あと少しだけ、お付き合いくださいませ。m(__)m
本編を読んでいるとき何でニールはこんなことをしたんだろう? 悪意ってわけでもなさそうだしと不思議に思っていたんですが、このお話を読んでスッキリしました。
ジェイクは許せないけど、憎めないというのは同意です。人間追い詰められると意味がわからない行動をとってしまうことありますよね。冷静になったら何でこんなアホなこと?って思うんですけど。追い詰められた状態で冷静になる機会がなかったんだろうなと思うと辛いなと。
ニールの思い浮かべた映画が完成していたらどうなっていたんだろうと考えてしまいます。作品を作る身としては自分が情熱と時間と未来をかけて作ろうとした作品が他人の手で壊されるなんて、想像するだけでも嫌すぎるので。
烏丸さんの作品派メインどころじゃないキャラクターにもちゃんと人生があってドラマがあるの、深くて苦くて素晴らしいなと思います。
作者からの返信
黒月さん、こんばんは。ちょっこりお久しぶりです!(*ˊᗜˋ*)/
バンドからちょっと離れてしまうため、本編中で描けなかったお話を書けたときは本当にほっとしました。このお話、かなり難産だったもので。。。でもこうして読んでいただけて、書いてよかったとあらためて思います。
妻と娘を呼び戻すのに住処がないと、と思いこんじゃうの、しょうがないなって私も思います(^^; 呼び戻せないかもなんてきっと、これっぽっちも思ってないんですよね。そんなことはあってはならない、みたいな。
でもニールにしてみれば、こんなかたちで思惑を潰されてたまったものじゃないわけで。。。いやあ今更ですがやるせない話だなコレ。。。(誰が書いてん;
私はいつも、なにを書くにしても準備段階で膨大な時間を使うので、なーんか要領悪いなあ、無駄なことしてるなあと思うこともあるんですが(作中に出てこないネタが設定段階でいっぱいある;;)、キャラに人生やドラマがあると云っていただけて報われた思いです。嬉しいです、よかった……!
コメントをありがとうございました!