「怪奇! 腹だけ霊体男のピンクな日常!」 ダダダ文庫

 おはきょむ! 11月ですね……Q太郎は無事チョッキンしていまはすっかり元気です。鈴カステラも可愛かったんですけどね……アパート暮らしなんでスプレーされると大変なことになっちゃうので……。


 それではきょうも架空ラノベ紹介していきます、きょうはこれです!


「怪奇! 腹だけ霊体男のピンクな日常!」著・みゆき兜太 イラスト・部比モスたろう ダダダ文庫


 ◇◇◇◇

 怪奇! 腹だけ霊体男のピンクな日常! あらすじ

 平凡なサラリーマン阿部玲司は、ある日腹が霊体になって胃の様子が見えるようになってしまう。

 この物語は、阿部玲司ののどかでちょっとピンクな日常である!

 ◇◇◇◇


 タイトルに偽りなしってこういうことを言うんだなって……。

 腹だけ霊体というの、表紙イラストを見ていただければわかると思うんですけど、ニンニク料理の後に飲む口臭消しカプセルのコマーシャルみたいに胃だけ残して透明になってるんですよね。お腹だけ。

 そうなってしまった阿部玲司はうろたえます。そりゃそうだ性欲旺盛なんですもの。

 阿部玲司には上司と同期と後輩にそれぞれ付き合っている女の子がいます。要するに三股かけてるわけです!


 阿部玲司、だいぶクズなんですけど博愛主義者だって分かるのでそんな悪いやつには見えないんですよね。ただただ性欲が旺盛なだけで。

 性欲が旺盛なので腹が透明になって一番に心配したのが堂々と服を脱げなくなることです。他に心配することあるんじゃないの?! と思うのですが、そこはみゆき兜太節全開ケレン味全開で押していくたのしいコメディ作品になっております。


 付き合っている女の子たちも完全に阿部玲司に惚れているので、三股かけられていることはさっぱり気にしていません。ハーレムだ、チートなしのハーレムだ。すげえなこれ。

 3人の女の子たちがみんな可愛いので、阿部玲司つくづく罪深い男だ……と思います。

 しかも玲司も性欲が旺盛なだけでたいへん素朴な青年なので、読者も嫌いになれないというとんでもない男です。


 腹が霊体になっても阿部玲司は淡々と暮らすのですが、霊体なので女の子とベッドインできなくて悩むというくっだらねー方向に進むお話が大変面白いです。本当にめちゃめちゃいい意味で、頭空っぽでゲラッゲラ笑えるお話です。


 あとがきを読むにみゆき兜太先生はいつもの巨大兵器! 怪獣バトル! 闘魂激突! みたいなお話でないものを書いてみたくてこの作品を書いたそうなのですが、それでもみゆき兜太節全開のお話でした。面白かった〜!!!!


 それではスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)


 また次回、きょむなら!

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