「おじいちゃんが許さんぞ」 しびれびれ文庫
おはきょむ! 体力の低下がしんどいです! 筋トレをする筋肉がないという負のスパイラルに突入してます! 体力だいじ!
きょうも架空ラノベ紹介していきまーす!
きょうはこれです!
「おじいちゃんが許さんぞ」著・袋田三太夫 イラスト・ゆー しびれびれ文庫
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おじいちゃんが許さんぞ あらすじ
17歳の孫娘・悦子とドライブに出かけたSF小説の老大家・細井増隆。ドライブのさなか、車は事故に遭い大破する。増隆が目を覚ますと、知り合いの医師・子吉川の手によって増隆の脳は悦子の頭に移植されていた。増隆は女子高生として暮らすことになるが、そこで初めて知ったのは、悦子が高校中退無職の不良少年・賢人と付き合っていることだった!
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増隆おじいちゃん、悦子ちゃんを目に入れても痛くないくらい可愛がっているんですが、しかし悦子ちゃんは増隆の知らない秘密を山のように隠していた……というお話です。
不良少年の賢人くん、タバコを喫ったり飲酒したり素行が悪いんですけど、中身はすごく優しくて悦子ちゃんを心の底から愛してるんですよね。それを知った増隆の反応が序盤の山でしょうか。
あとマッドサイエンティストで医師の子吉川さんがひどいです。興味本位で脳移植しちゃうんですから。しかも同意を取らずにですよ。いや同意のとりようのない状況ではあるんですが。
悦子ちゃんはバスケ部だ、という話を聞いていて、悦子ちゃんのガワで暮らしている増隆はバスケ部の練習に向かうんですが、実はそれは全部嘘で、賢人くんといちゃつく時間を捻出するためだったとか、悦子ちゃんは赤点なんて取ってないよといいつつも実は補習をすっぽかしていただけで進級が危ういとか、若いゆえの過ちをバンバン犯しまくっているのがなんとも言えず面白いです。
悦子ちゃんをベラボーに甘やかした増隆がそもそもの元凶なんですけど、悦子ちゃん自身は日記に「おじいちゃんうざい」と書いているんですよね。それを見た時の反応も面白いです。
最初から最後までむやみやたらと笑ってしまう傑作でした。あと、第一回で紹介した作品と同じイラストレーターさんがイラストを手掛けていらっしゃるのですが、ぜんぜん画風が違ってびっくりしました。
個人的に増隆が小説を書いて食べていこうとするくだりが好きです。子吉川さんについてきてもらって知り合いの編集者に事情を話して、原稿を見せると「この令和の時代の女子高生が、こんなゴリゴリに昭和の価値観でくる小説は書かないでしょ」って言われちゃうシーン。増隆の反応が最高オブ最高でした。
それでは本屋さんに持ってくスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
きょうはここまでです! それではまた次回、きょむなら!
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