「凍星のオリオン」 鋼断社ラノベ文庫
おはきょむー! 前回の動画、国境先生が観てくださっていたみたいで、本当にびっくりです~。きょうも楽しく架空ラノベ紹介いってみます!
きょうはこれです!
「凍星のオリオン」著・濱田シラス イラスト・まっちょ 鋼断社ラノベ文庫
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凍星のオリオン あらすじ
北の最果ての国。住んでいた村を帝国軍に焼かれた狼人の少年・トモシは、あてもなく人里に降りてくる。そこで小さな宿屋「宿屋オリオン」を経営する女性・マキコに拾われ、トモシはマキコと、マキコの夫ヨーゼフ、それからマキコの子供であるステラとエトワールと暮らし始める。
人里も帝国軍の支配を受けており、街のはずれには帝国軍が建てた巨大彫刻「偉大な指導者の像」が建っていた。トモシとステラとエトワールは、「偉大な指導者の像」の、天を指さす人差し指をへし折ってしまう計画を立てるが……。
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というわけで、濱田シラス先生の最新作です! 少年少女が明るく戦うファンタジーの王道みたいな作品なわけですが、この作品の見どころはなんといってもスチームパンク的世界観と、権力者への反逆というがっちりしたテーマでしょうか。
それから街に駐留する帝国軍人のハインリッヒさんがカッコイイんです。少年少女三人のやることを取り締まろうとするくだりではなんだこいつ感がすごいんですけど、終盤、三人のことを理解して帝国の非を認めるシーンで、最終的にいちばんカッコイイキャラクターに収まってるんですよね。
食べ物の描写がやたらおいしそうなのもいいです! マキコさんのシチュー食べたいです。トモシが宿屋オリオンの朝ごはんにびっくりするシーン大好きです!
きょむは北国生まれの北国育ちなので雪は好きじゃないんですけど、このお話で描かれる冬の情景がとても美しくて、雪がホワイトデビルであることを忘れそうになりました。
起伏のはっきりした描写がとてもよくて、笑えるシーンと泣けるシーンとハラハラするシーンのバランスが超絶妙なんですよ、独特のオノマトペもすごくいいです。
まっちょ先生のイラストもイキイキしていて、トモシのもふもふ具合が最高です。
とにかくすさまじい感動作でした。結末の落としどころも素晴らしい。
きょむ、すごい感動作なのを知らないで電車で読んじゃって、ぼろぼろ泣きながら読んでたので、電車のなかでは完全に不審者だったと思います。みんなはお家で読んでくださいね。
ところで、この作品では狼人の村が焼かれてるわけですが、みなさんはどんな種族の村を焼きたいですか? きょむは半魚人の村を焼きたいです! って燃えないし! きょむぺろ!
では本屋さんに持ってくスクショタイムです!(ISBNと日本書籍コードと表紙画像)
それではまた次回! きょむなら!
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