大人になるという事

第1話 ポケットモンスター

　ポケットモンスター。息子を持つ私ですら今でも熱く語れるであろう世界的コンテンツである。

　という風に熱く語れるのも無理は無い。世代ががっつり被っているので必然的に学生時代はポケモンは経験するものとして扱われる程だった。

　当時、下火だったゲームボーイ業界を復活させ、「ピカチュウ」というほぼ全世代が知っているキャラクターを生み出した、まさに驚異のコンテンツと言っても過言ではない。

　初代が発売されたのが一九九六年、当時はまだ五歳だった私が初めて親にねだって買ってもらったゲームでもあり、思入れが多い。

　ただ、当時の私にとってクリアなんて出来るレベルのゲームではなく、確かクリアしたのは小学校二三年生くらいだったと思う。

そのくらいになると友達も持っており、通信交換をして当時、強かったフーディンやゲンガーを手に入れて対戦に明け暮れていた。

　さらには、何処から広まったかレベル100にする裏技だのミュウをゲットできるだのなんて噂は、私をポケモンというコンテンツにさらに奥深くへと連れていった。

　今年30歳になり、新作のダイアモンド・パールのリメイクをプレイしてみようか。

あの頃の情熱はとうに無くなってしまったかもしれないが、またポケモンが懐かしい世界いや新しいときめきを見せてくれるだろう。