八百比丘尼~鈴音先生の不思議授業!

白狐姫と白狐隊

八百比丘尼の伝説!

第1話 八百比丘尼の伝説。

日本全国の28都道府県、89区市町村の121か所で確認出来ると言われる

八百比丘尼の伝説。平安時代に生まれ、

福井県小浜市は空印寺の洞穴に住んでいた、不老不死の美しい少女。

その容貌は美しく、15歳か16歳のように見えたと言う。

その肌が透き通る様に白く美しかった事から、白比丘尼(しらびくに)

とも呼ばれる。若さを保ったのは、禁断の霊肉である人魚の肉あるいは

九穴の貝(アワビ)を食べたためと伝えられ、多くの場合異人饗応譚が伴っている。

新潟の佐渡島に伝わる話では、八百比丘尼はここで生まれ、

人魚の肉を食べて1000年の寿命を得たが、200歳を国主に譲り、

自らは800歳になった時若狭に渡って、そして死んだとも伝わる。

平安時代以降も時を越え、場所をたがえ、その話には様々なバリエーションが

存在するが、その多くは結末が悲しく、悲劇的なものである。


この物語は、ひとりの八百比丘尼とそのふたりの娘、

それを取り巻く大勢の人々が、共に語り、成長していくお話である。

いにしえの過去とその不思議、異世界と未来への扉。

そしてその向こうにある真理にたどり着かんと思われる皆様方が、

この物語と共に歩まれます様に…。

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