少女を愛した少年。少年に恋した少女。
紡 白羽
プロローグ
「今日ね、女の子と遊んだんだ!
とっても暖かい野原で可愛い声で歌を歌っている女の子!
その女の子と喋ったり遊んだりしたら、凄く落ち着いて、ポカポカした気持ちになるんだ。名前も聴いてないし、次の遊ぶ約束なんてしてないからまた会えるかな、、、」
「私ね、今日男の子と遊んだんだ!
とっても暖かい野原で絵本を読みもって、こっちを見てニコニコ笑ってる男の子!
その男の子と喋ってるとね、とってもドキドキして、胸が熱くなったんだ。
けど、名前も知らないし、もう会えないのかな、、、」
「「いつかまたあの子に会えたら、いっぱい遊んで、いっぱい喋りたいなー!
それで、最後には、好きって伝えたいな!」」
この物語はそんな二人の「恋」と「愛」のお話、、、
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