休日


腐敗臭のような

心を責めるそれは

待ち望んだ百カラット

手に入れた瞬間 灰になり

毎度私を嘲笑っては

「次はルビィだ」

と吊り下げる


何者かはわからないが

目の奥で良く似た声が

「これは違う、これは違う」

と必死に言い訳をする


腹にいつの間にか抱えた岩は

あの頃とまったく違う重み

音と色だけの箱、箱、箱


あぁ、

無性に泣き叫びたくなるのは

真真っ昼間なのに電灯をつけてしまうのは


きっと暇な

暇なだけなのだ





















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