1.二人の世界。甘々すぎる。

プロローグ

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〜プロローグ〜


「ゆづ〜。改めまして。よく来たね〜。ようこそ神明しんめい学園へ。」

そう言って僕、朔間悠月さくまゆづきを歓迎、もとい包容してくれたのは僕の憧れの先輩である白崎華氷しらさきはるひ先輩だ。美しい黒髪を腰まで伸ばしており、肌は透き通るように白い。まさに美少女。


「会長!?」

そう。この先輩はここ、私立神明学園の生徒会長である。僕がこの学校を受験したのはまさに華氷先輩がいるからだ。


率直に言う。僕は華氷先輩のことが好きだ。恋をしている。

でも、告白なんて僕とはステージの違うこと、できるわけもない。なので今のところその予定は無い。



「あら? どうしたのかしら鹿島かしまさん。」

会長の声が少し、低いような気がする。なんでだろう。

「ひっ! いえ、なんでもないです⋯⋯。」

「そう。今日から開けておいた副会長にこの子を入れるわ。」

ん? 待ってくれ。今、なんて言った⋯⋯?


「華氷先輩⋯⋯? 今、なんて言いました?」

「「「声たっか!」」」

「へ?」

僕のことだろうか。でも、多分他のみんなに比べて男性ホルモンが異状に少ないと思う。


「で、華氷先輩? 副会長って?」

「うふふ。この日のために開けておいたの。私のゆづを誰かに取られてはいけないものね。ゆづ。私のために、やってくれる?」

華氷先輩のため。そう言われたらやるしかない。


「はい。僕、華氷先輩のためにします!」

「えへへ。ゆづは本当に可愛いわね。」

そう言って華氷先輩は僕の頭を撫でてくれた。正直恥ずかしいけど、嬉しい。よく分からない感情がごちゃごちゃになっている。


「華氷先輩! 僕、受験頑張ったんですよ! 褒めてくださいっ!」

「そうね。本当によく頑張ったわ。えらいぞ!」

そう言ってまた華氷先輩は抱きしめてくれた。


こうして僕の、僕達の波乱万丈な学園生活が始まっていく。


両片思いの甘々ラブコメ。

氷姫こおりひめ、僕にだけ溶けるって本当ですか?」



✂︎-----------------㋖㋷㋣㋷線-------------------✂︎

皆さんこんにちは。

麝香じゃこういちごです。

今作のテーマはこちらです!

じゃじゃーん

「甘々ラブコメ! 糖度100%」


というわけで、これから皆さんには信じられないほど甘々展開をお届けしようと思うので、拙い文章ではありますが今後とも麝香をよろしくお願い致します。


「氷姫、僕にだけ溶けるって本当ですか?」

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