アンビバレンス

⑦貴方は雪晴で『アンビバレンス』をお題にして140文字SSを書いてください。



「キヨ先輩、好き……ん、ぁっ」

 嘘だと思った。いじめてるはずの俺に溶けた顔ですがる咲斗。その目はきっと、他の奴を映している。

 笑わせたい、泣かせたい。愛しい、ムカつく。守ろう、壊そう。

「なあ、どうすればお前は俺のモンになんだろなあ」

 わからなかった。この相反する心ごと、全部。



─────


2019.11.5投稿


心を埋め尽くす矛盾。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る