幸せにするよ


⑥貴方は咲斗で『幸せにするよ』をお題にして140文字SSを書いてください。


 幸せにすると真生は言う。

「なんだそりゃ」

「もう逃げません。傍にいて、言葉にして、泣かせませんから」

 咲斗は一瞬目を丸くしてから、呆れた顔をした。しかしその頬はどこか紅潮している。

「馬鹿か。お前にしてもらうんじゃなくて、俺がなるんだよ」

 細い肩の上で、三つ編が優しく揺れた。



─────


2019.11.2投稿


いつか未来の幸せを。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る