始まる前に


「赤子殿の興味が続くわずかな時間内に、より魅力的な条件を提示できた者のみがご機嫌をとれる……」

「え、うん」

 おもちゃ片手に語られても。というか、そんなこと語られても。

「すなわちこれは競り。さあ三森、いざ尋常に勝──あれ?」

 悪い風見。よくわからんが、お前の姪は俺に興味津々だ。



【お題:競り】

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る