第1章登場人物紹介
アゼルとその仲間たち
アゼル・カルカロフ
種族:人間
年齢:11歳
スケルトンを専門に操るネクロマンサーの少年にして、聖戦の四王の一人『凍骨の帝』ジェリドの末裔。グリニオ一行と共に冒険者として活動していたが、仲間たちに裏切られてしまう。
その後、リリンやシャスティ、ジークガルムらと出会い、新たな人生を歩んでいく。誰に対しても丁寧な物腰で接し、やや大人しいところはあるも、正義感は人一倍強い。
8歳の時に両親を流行り病で失っている。顔も知らない兄がいるようだが……?
リリン
種族:不明
年齢:不明
ガルファランの牙の幹部、ヴァシュゴルによってエルダーリッチの依り代にされてしまっていた魔術師の女性。アゼルによって助けられた後は、彼に惚れ行動を共にする。
依り代にされた影響で己の名前と魔法の知識以外の記憶を全て失ってしまっているが、本人は特に気にしてはいないようだ。尊大な性格で、誰に対しても臆さない。
シャスティ
種族:人間
年齢:25歳
創命教会に所属する聖女にして、凄腕の冒険者でもある女性。豪快で竹を割ったような性格で、何よりもお酒が大好き。そのため、周囲からは『破戒聖女』の異名で呼ばれている。
お金には非常にルーズで、よく酒場や飲食店でツケを溜め込む悪癖がある。教会関係者からも度々注意されているが、直すつもりはないようだ。
ムル
種族:狼
年齢:人間換算で300歳ほど
霊獣の森を守る、銀色の体毛を持つ鎮守の獣たる雌の大狼。ヴァシュゴルによって娘ともども殺害されてしまうも、アゼルによって救われた。
ムーとルーという双子の娘がおり、とても可愛がっている。いつかアゼルにどちらかの娘を託そうと考えているようだが……?
ジークガルム・ラーズリート
種族:人間
年齢:31歳
アークティカ帝国騎士団『ブラオリッター』に所属する騎士。雪だるまのような真ん丸い鎧が特徴のナイスミドル(自称)。情に厚い性格をしており、部下からは慕われている。
アゼルの協力者として霊獣の森での任務に同行し、戦いの末に友情を育む。彼の名前には、なにやら秘密があるらしい。
アシュロン・バルトラース=フリンド
種族:人間
年齢:42歳
アークティカ帝国騎士団『ブラオリッター』を束ねる将軍の一人。数々の武勇伝を誇る名門貴族の当主でもある。ひょんなことからアゼルと出会い、娘を助けられたことで彼を気に入る。
グリニオ一行
グリニオ・ベルトマー
種族:人間
年齢:23歳
冒険者ギルドに所属する青年。Aランクの実力を持ち、ジェリドと謁見し名誉を得ようと画策していた。アゼルを使いっぱしりとして酷使し、用が済めば平然と殺そうとする外道。
父親が冒険者ギルドの幹部であり、親の威光をかさに来て好き放題やっていたため、実力がありながら周囲からの評判はすこぶる悪い。
ダルタス
種族:人間
年齢:36歳
グリニオの取り巻きその一。肉壁のおっさん。
リジール
種族:人間
年齢:23歳(自称)
グリニオの取り巻きその二。性格が悪い悪女。
ガルファランの牙
遥か昔、アゼルたちが暮らす大地ギール=セレンドラスを支配していた大魔公、単眼の蛇竜ラ・グーを崇拝する邪教の組織。ラ・グーを再臨させるため、各地で活動を行っている。
ヴァシュゴル
ガルファランの牙を束ねる幹部、『牙の三神官』の一人。アンデッドを操るネクロマンサーでもあり、死体を自在に用い戦う能力を持つ。
牙の同志すらもただの駒と見下し、他者を苦しめることを喜びとする悪辣な人物。同じネクロマンサーでもあるアゼルを異様に憎悪しており、抹殺しようと執念を燃やす。
ベーゼル
ヴァシュゴルの配下。冒険者としてスパイ活動を行い、アゼルを始末しようとするもリリンに阻まれ倒された。
オーグル
ヴァシュゴルの配下。お披露目式と霊獣の森の二度に渡り、アゼルを抹殺しようと襲ってきた。
ビアトリク
ヴァシュゴルの配下にして、
ゾダン
ビアトリクの相棒であり、彼女と同じく
『八つ裂きの騎士』の異名を持ち、凶悪な
聖戦の四王
ジェリド
千年前、単眼の蛇竜ラ・グーと戦った四人の王の一人。『凍骨の帝』の異名を持ち、死の冷気を呼ぶ魔法と闇寧の女神より授かった死者蘇生の力を振るう。
女神との契約によって子々孫々に至るまで左目を捧げており、左の瞳にはドクロの模様が刻まれている。己の子孫であるアゼルと出会い、死者蘇生の力を託した。
ディアナ
ジェリドに仕える女性の騎士。冷静沈着な性格で、王の側近として雑務をこなす。人の身でありながら三百年も生きている、謎多き人物。
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