東京バトルロイヤル

@kaoru-miyatuki

第1話 東京を舞台とした大規模リアル戦闘激

「さぁ、ゲームの始まりです。」ーーー


夏休みに入って初日の朝。


俺は徹夜でFPSゲームをプレイしていた。


俺のプレイしているFPSゲームは「地球乱戦」というバトルロイヤルゲームで今高校生を中心に大人気のゲームだ。


「優作!またゲームで徹夜したの?」という母親の声に俺は

「うるせー勝手にさせろよ!」と反抗的に答えた。


母親ももう呆れているようで「宿題は早めに終わらせなさいよ。」とだけ言い、仕事に出かけた。


そんな言葉が俺の耳に止まるはずもなく、毎日朝から晩までコントローラーを握り続けた。


8月に入ってすぐの頃。日本では自衛隊への入隊人数が年々減少している事が問題視され国会では解決策の採択を急がれていた。


そして内閣は苦渋の決断を下した。


自衛隊の適正のある人材を見つけることが出来、その上国民が進んで参加したくなるようなイベント。


内閣の出した答えは


「東京バトルロイヤル」


簡単に言えば国をあげてのリアルサバイバルゲーム。


この大会は東京を丸々使ったバトルロイヤルゲームだ。


参加者は1000人で応募者から抽選で選ばれ、4人1組のチームを作る。

優勝チームにはなんと1000万円の賞金が掛けられていた。


告知はしていないが、上位50チームのメンバーの自衛隊への推薦が内閣の狙いだった。

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