第10話 否定する事、責める事

出来ない自分がいます

弱い自分がいます

苦しくて、辛くて、もがく事も沢山あります

他者は、自身の価値観で物事を見定め判断します

でも、それは自分も同じなのです

人は、出来ない自分を否定します

人は、失敗する自分を責めます

でも、それもまた、自身も同じではないでしょうか?

その逆もしかり

出来ない自身を否定し、失敗する自身を責めます

ともすれば、自分は、社会の爪弾き者だとさえ、思ってしまうかもしれません

苦しみも、弱さも、恐怖も、自分が作り出している事に、気づくでしょうか?

否定し、責めてしまうというのは、きっと、そういう事ではないかと、思います

否定からは、何も生まれません

責める事は、自分を否定する事ばかりを生みます

強いだけが、人間ではないのです

弱いだけが、人間ではないのです

光と影があるように、人は、強さと弱さ

両方を持ち合わせています

捉え方を変えれば、見方を変えれば

苦しみも、辛さも、恐怖も、逆に転じうるのだと思いませんか?

決して、誰も、否定されて良い人間はいないと思います

決して、誰も、責められて良い人間はいないと思います

哀れむことはあっても、否定や責めは、悪しか生まいのではないのでしょうか?

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