音楽

 またまたつまらない自分語りを一つ。


 私はクラシック音楽が好きなのですが、曲を聴いていると、文章や映像が思い浮かぶことがあります。


 パッヘルベルの「カノン」という曲ですが、音楽が螺旋を描きながら徐々に高まっていき、最高潮になったところで一気に下に落ちます。そして、また高まっていき、また下に落ちる。それはまるで、輪廻や食物連鎖の輪のように思えます。ずっと終わらない優しくも悲しい命の連鎖。誰かが亡くなっても、その命は別の人に受け継がれていくような、そんな気持ちになりました。


 そして、ラヴェルの「ボレロ」。この曲は同じ場所で足踏みしているようで、先に進むかと思いきや、また元に戻る。聴いていて国会中継の答弁の情景が浮かんできました。回りくどい答弁で煙に巻き、結局話が進んでいないという皮肉と悲哀が、明るい曲調に込められているような気持ちになりました。


 どちらも私の独断と偏見ということで流していただければ嬉しいです。

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