コメント失礼いたします。
童話のような雰囲気でしたが、正直不気味なお話でした…背景の血の濃い国もそうだし、主人公のハッピーエンドというよりは、全て薔薇の女性の思い通りになった、という感じがします。作者江山様の狙い通りでしょうか。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
私はハッピーエンドだと思って書いていますが、怖いという方が時々いらっしゃいます。私の書く作品の1/3くらいは、ハッピーエンド、メリバ、バッドエンドと解釈が分かれるらしいです。
どなたがどのようなご感想をお持ちになるか、伺うのがとても楽しいです。
ハプスブルク家にこういう薔薇のような人材が何人かいてくれたら、歴史は変わっていたんじゃないかと思います。
どこか不気味な薔薇にハラハラしましたが……
子を思う親心、だったのでしょうか。
薔薇の刃の香り、血の予感は、優しい娘によって清められていったのでしょうか。同じような顔の人々の祝福。異なる血を受け入れての繁栄。なんだかいろんなことを連想しました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
主人公が薔薇を血腥く感じたのは、遺伝情報が大きくかけ離れている個体であるということを示していたので、血を薄めるために薔薇は主人公をターゲッティングしたのでした。
自分達の血が入っている人間にはいい匂いに感じられる、みたいな感じです。
書いているときの場所のイメージはメルヘン街道辺りとかおフランスとかでしたが、モデルというかモチーフは、スペイン=ハプスブルク家です。