僕の日常

月中桃也

今考えると笑える話

はじめまして。僕の名前は、つきなかとうや、と読みます。


初めてエッセイ?にもならないような何かを書こうとしていて、なぜか緊張している今の僕です。


今日は初めてなので、個人的に面白かったエピソードをお話しします。



僕には、海の近くの田舎の方の町に住んでいる祖父がいます。

祖父は祖母と二人で暮らしていて、農業を主に二人でやっています。祖父はたまに魚釣りにも行きます(多分)。

祖父が少し亭主関白なところがあって、たまに祖母に強く当たったりするのですが、何だかんだ言っても仲のいい、自慢の祖父母です。


少し前のことなのですが、僕が、彼らの家に泊まりに行ったときのことです。僕の祖父は、夜ごはんを食べ終わるとすぐに寝ます。お風呂は次の日の朝に入るタイプの人です。老人だから?寝るのも起きるのも早いんです(僕の周りのおじいちゃん、おばあちゃんはみんなそうです。)

祖父は寝ると寝息がとても小さいので、死んでいるように見えます。



夜8時45分の地域ニュースを見ていたときでした。画面に僕が今いる祖父の家の近くが写りました。

近くの海で船が転覆して、一人亡くなってしまったというニュースでした。


そのとき僕はそのニュースに釘付けになりました。





亡くなった方の名前と漢字、年齢が祖父と全く一緒だったんです。






一瞬画面から目を離して、祖父を見ました。

死んだように眠っています。

いや、本当は死んでるのかも。

なんて僕は考えました。



軽くパニックですよ。

祖父と同姓同名で漢字、年齢まで一緒で、祖父母の家の近くでの事故。

もう確定したようなものです。



僕は急いで祖母にこの事を言いに行きました。

祖父の霊?を起こさないようにゆっくり祖母のところまで忍び足で。





明らかに動揺した僕を見て、どうしたのか聞いてきた祖母に事情を話すと、テレビの前で寝ている祖父は幽霊ではないと祖母は笑いました。

祖母によると、三日前ぐらいからこのニュースはあっていたそうです。



ここまでが、少し怖かった話。


ここから面白かった話です。

人一人死んでいるのに笑い話にするのはどうかとは自分でも思いますが、まずは読んでください。




祖母の話を聞いて、安心していたとき、テレビのあるリビングから、電話の鳴る音が聞こえました。

テレビの前で寝ていた祖父が起きて受話器をとったところを見て僕は祖父は本物だと安心しました。


電話の相手の方は焦っているようで、声も大きく、僕がいるところまで会話が聞こえてきました。この会話が面白かったんです。



















『もしもし!!あんたんとこの旦那死んどったと!?』

祖父『もしもし。』

『あら!あんた、生きとったとね!』






僕は思わず笑ってしまいました。

電話のほんの一分の会話でこんなにカオスになることないでしょう!

電話の相手はさっきの僕よりもパニックになったでしょうね。

死んだと思ってた人が電話に出てきたんですよ?怖いでしょ。しかも僕の祖父寝起きでテンション最底辺でしたし。あの世に電話が繋がったなんて思ったかも。






読んでくださった方の中にこのような体験をした人がいますかね?



読んでくださり、ありがとうございました!

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