素の詩　Something dropped　作者小鷹りく

　　　　第9話　枯れ葉

　下記詩を受けて作った詩になています。

わぁーーーい、皆（みんな）お顔を出してる。

樹（き）の枝枝（えだえだ）に、芽吹（めぶ）きます。

暑（あつ）いねぇ～、雲さんも風さんも来ないね。

樹（き）の枝枝（えだえだ）で、かさかさがやがや、緑いっぱい。

きゃーーー、風さんと雨さんが暴（あば）れてるぅー。

樹（き）の枝枝（えだえだ）が、めちゃくちゃに揺（ゆ）らされても、頑張っています。

あの子紅（あか）くなってる。風さんが最近冷たいの。ツンデレさん。

樹（き）の枝枝（えだえだ）が、冷たくなった風で葉っぱが色付いて、とても綺麗（きれい）です。

皆（みんな）、仲良くしてくれ有難う。私、風さんと一緒に行くます。

樹（き）の枝枝（えだえだ）から、葉精（ようせい）さん達が舞（ま）い降ります。

ひらひら、ひらひら舞（ま）い降ります。

地に降りて、風が吹くと共に去って行くます。

旅に出るの、風さんと世界を見に行くの。

丘を越えて、お山を越えて、お空も越えて、お星さまの世界にも、きっと行くでしょう。

お陽さまも、お月さまも、お星さまも、大地も、大空も、お母さんの木も。

覚えていてくれるでしょう。だから安心、消えたりしないよ。

その想いが、一緒に時を過ごしてる証（あかし）なんだ。

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