【gotagota】
本日は食器屋さん2店舗目です!
2店舗目のお店は、最近できたばかりの食器屋さん!
夫婦で経営しているお店なんです! とてもオシャレで、たくさんのお客さんが来るとか。
そんな大人気なお店に私達も向かいます。
「葵ちゃん、そこのお店は変わった食器とかはあるの?」
「あるみたいです。パンフレットにはそう書いてあります」
パンフレットには……。
私もパンフットに目は通したけれど、写真は普通のうつわばかりだった。しかし、説明文の所に【変わった食器あります】と書かれてあるのだ。
どんな食器があるのか予想もできないけれど、着く前からワクワクしている!
「着きましたよ!」
「わぁ。オシャレ!」
写真で見るだけでもオシャレなのが伝わってきたけれど、実際目の前で見ると、さらにオシャレに感じる。確かにこれは、入りたくなるお店だ。
カランコロン。
「いらっしゃいま……え!サテラさんじゃないですか?」
「は、はい!サテラです。って、どこかでお会いしたことありますか?」
「いえ、無いです!私が一方的にサテラさんの事を知っているだけです!」
「……」
私はついつい黙り込んでしまった。
「あ、悪い噂が広まっているとかそういうのではないんですよ?サテラさんのお店の料理が美味しいって、今街でも人気なんです」
「そ、そうなんですか?」
「はい!」
街にそうそう行かないというのもあり、というかほとんど外に出ないので噂や評判なんて聞いたこともなかった。
あ、ネットで少し見た事はあるけれど。
「今日はなにかお探しで来られたんですか?」
「そうなんです!お店で使う食器を探してるんですよ」
「それなら今日良いものが出来上がったんですけど見てみますか?」
「はい!」
今日出来上がったばかりのものなんて見ない訳がない!
「サテラさん、私も自分の買い物してもいいですか?」
「いいよ!休みだから満喫しないと!」
これだけたくさんの魅力的な食器を見ていたら、確かに自分のも欲しくなる。
なんなら私も、自分の分も買おうか迷っているくらいだ。
「すみません、お待たせしました!これが今日出来上がったばかりの商品です」
「ほぉぉぉ!!」
私は商品を見た瞬間『買ってくれますよね?』と囁かれた気がした。
その食器は猫さんの形をしていたのだ。しかも、じっとこっちを見つめてくるかのように。
「これ、買います!」
「え、本当ですか?ありがとうございます!」
これぞ、衝動買いである。
「サテラさん!私はこれを買います!」
「お!いいね!可愛いじゃん」
葵ちゃんが買った物はまた後日紹介しますね!
「今日は足を運んでくださりありがとうございました。あ、今度旦那を連れてお店行きますね!」
「本当ですか?お待ちしてますね」
「ありがとうございました!」
カランコロン。
「いい人でしたね」
「そうだね。また来ないよね」
「はい!」
と、本日のウィッチカフェはここまで!
次回、食器屋さんラストです!定休日編が長くなっていますが、あと少しお付き合いください!
では、良い夢を🌙
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます