らぶのピースおぶけいく

七四季ナコ

星空スパークル

「今日から夫婦なんて照れちゃいますなぁ。」


横に座る少女は長い金色の髪を揺らして顔を覗き込む。


「じ、実はその。う、嘘をついていた事が一つありまして。」


彼女はそう言うと、意を決したようにグラスの中のお酒を一口だけ口にする。グラスをテーブルにおくとシュワリと泡が立つ。


「実は私、炭酸が飲めるんです。」


彼女は赤い顔で、大真面目につぶやいた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

らぶのピースおぶけいく 七四季ナコ @74-Key

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る