お嬢様大学に通う彼女がセクシー女優目指してみたいかもと突然言われたけどなんて答えればいいの!?
コードD
第1話 いつもと様子が違う彼女
とある夏の日。
歴代気温更新かという程のうなるような暑さの日。
今日は彼女とデートの日だ。
待ち合わせの喫茶店に先に着いた。
彼女はレモンティーが好き。
そろそろ来る頃かなと思い店員さんに彼女が来た頃にアイスレモンティー2つお願いしますと頼んでいた。
そして
「いらっしゃいませ」
店員さんの声が聞こえた。
僕は扉をふと見ると彼女がいた。
白いワンピースで涼しそうな格好をしていた。
彼女は急いできたのか顔が赤くなっていた。
さらさらの黒髪ロングヘアーに日除けの小さい麦わら帽子をかぶっていた。
麦わら帽子を脱ぎ、片手でパタパタとうちわのように扇いでいた。
冷房で涼しくなってる店内。
「涼しい。」
彼女の心の声が聞こえてくるようだ。
あっ、と彼女と目があった。
お互いに笑い小走りで彼女は照れながら
「ごめんね。待った」
「待ってないよ。涼んでたから大丈夫。それより急いできたの?暑くない?」
彼女は椅子に座ると
「大丈夫!のどかわいちゃった!」
と微笑む。
「先にアイスレモンティー頼んであるよ」
そう彼女に伝えると女性店員さんが
「いらっしゃいませ」
アイスレモンティーを持ってきてくれた。
「ありがとうございます」
彼女は店員さんにお礼を伝えた。
「追加のご注文ございましたらお伝えください」
背中を向けると女性店員さんは喫茶店の黒色の服装に身を包み金髪のポニーテールだった。
(ずいぶんと落ち着いてるけど僕たちと一緒の大学1年生かな。
いかんいかん。彼女の目の前で見てたら怒られる)
と心のうちで考えるのをやめた。
彼女はじっーと僕を見てるかと思ったら彼女も女性店員さんを見ていた。
「どこかで見たことあるような。私と同じ大学かな?」
「そうなの?」
何とか怒られずにすんだ僕だった。
「そういえばさ」
「ん?」
レモンティーを飲みながら僕は返事をした。
「セクシー女優って知ってる?なってみたいかも」
突然の出来事に僕はブーッとレモンティーを吹き出した。
その光景に彼女は驚いていた。
(突然どうした!話を変えなくては!いやダメだ!彼女が本気なら適当に答えちゃダメだ!けど何て答えれば!ビックリすると漫画見たいに吹き出すのかよ!)
「ちょっと待って!ハンカチあるから!」
彼女はあわててカバンからハンカチを取り出そうとしてる頃に金髪のポニーテールの女性店員が拭くものを持ってきてくれた。
「大丈夫ですか!?」
「すみません。あ、ありがとうございます」
僕は拭くものを受け取ろうとすると
「やっぱり!」
彼女の声に驚き僕は止まった。
彼女「私と同じ大学ですよね!そうかなって思ったけど気付かなかった!」
店員「あ!あの美人で有名な方ですよね!わかります!」
彼女「良かったー!間違ってたらどうしようかと思っちゃった!」
僕「あ、あのー拭くものを…」
店員「す、すみません」
急いで渡そうとする。
彼女「ごめんなさい。私が突然セクシー女優になってみたいかもって言ったから」
僕「え!」
店員「え!」
彼女「え?」
彼女の頭上にクエスチョンが浮かぶ。
僕「えーと。先に拭こうかな…」
店員「そ、そうですね」
彼女「そうだよね!」
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