俺は女になって人生が変わると思わない!
キリイオ
第1話
「どうしてこうなったんだろう・・・。」
俺は今、何故か女子校にいます。
周りは女子、女子、女子。
隣も女子、じゃなかった幼なじみのサオリちゃん。
彼女に出会ってから俺はここにいる、でもその前に俺には1つ言っておかないといけない・・・。
見た目は女でも俺は男だー!!!
※
ある日俺はあるサイトで性転換ものの小説を読んでいた、話は男の主人公が突如女になり学園に通いながらも仲間と共に解決に乗り込むものだった。
「んー、やっぱりこの内容もありだなー。」
異世界転生ものも好きだが、転生したらこの現代みたいに便利ではないしチート能力も別に欲しくはなかった。よくありがちな人からは変わってると言われる。
「見る分にはいいって感じ?」
あの物語に出る主人公達の心構え凄いと思うわ。いきなり異世界で強くなって、はたまた美人なお姫様と婚約・・・。
「いやいやいやいや。」
俺は普通が好きだ、平穏大事。
好きなものにお金を消費して、スマホのゲームガチャに一喜一憂。
奇想天外は求めない、どこかのやれやれ主人公みたいな平穏を求める物語が1番いい。
「でも結局巻き込まれるんだよなぁ・・・。」
スマホの電源をスリープモードにさせて、俺はベットに倒れこんだ。
そのまま、眠気がきて目を閉じた。
この時はまだ俺にあんな出来事が起きるなんて思いもよらなかった。
※
ピピピッとスマホのアラームが聞こえる、そうだ休日でも朝起きれるように毎日設定したんだった・・・。
さっさと起き・・・ん?
「ふぁれ・・・?何で重い・・・?」
あれ、どうして?声が・・・?
ん?この髪・・・、俺こんなに長かったか?
さっきから疑問形ばっかだな・・・、落ち着け俺ー、まだ夢って可能性あるぞー。
「洗面所行ってみるか・・・・・・・・・?」
「・・・・・・。」
・・・。
ガバッと布団に入った。
これは夢だ、これは夢だ、これは夢!
俺がこんな可愛い声なんてしてないんだからな!
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