忘れないでと君は笑う

桃口 優/ハッピーエンドを超える作家

プロローグ

 この罪はどうしたら償えますか?

 僕は今も、もがき苦しんでいる。

 何かにすがってもそれもろとも落ちていく。

 僕は一体何をすればいいのだろう。


 永遠はどこにありますか?

 私は途方にくれていた。

 どこにいっても、それは見つからない。

 でも、変わらないでずっと続き、なおかつ完全なものはきっとあるから。

  

 これは罪と永遠が交錯する二人の物語。

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