第133話 女神アテナ

 城戸財閥のお嬢様であり、女神であり、逆ハーレムの女王である。

 幼少期はクソガキであり、ワガママを超えた傍若無人な振る舞いを許されていた女神様、出生が神であり、引取先が大財閥なので仕方ない。

 聖闘士候補生に跨り、広い敷地を闊歩していたわけだが、成長するにつれ、なぜか地上を憂うようになった、育成成功である。


 有事に際には杖を携えて人質に志願し、手下である聖闘士に丸投げるという困った上司ぶりを遺憾なく発揮しながら、悶えるのが彼女の役目である。


 甲冑を身にまとって誕生した戦いの女神だったんじゃ…無抵抗主義者みたいなスタンスで地上の平和を望む、頼もしい女神さまである。

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