第64話 ゼータ星アルコル バド

 シドの双子の兄にして、影である神闘士。

 白いサーベルタイガーの神闘衣を纏う。

 神闘士No2である弟シドより実力は上、アスガルドでは双子は縁起が悪いとされていた為に貧しいかて家に預けられるが、偶然シドと出会い、自分の生い立ちを知ってしまう、シドに対しては強い憎悪をもっている。

 ヒルダ以外には彼の存在を知るものはおらず、シドの影として扱われている。牡牛座 アルデバランをシドが一撃で仕留めた裏にはバドの援護があったのだ。

 彼の存在を知ったジークフリートはバドを所詮は影と見下し神闘士として認めていなかったようだが、資質だけ問えば他の神闘士もどうかとは思う。

 憎しみを口にはするが、影として弟シドを手助けするような行動も見せていた。

 憎悪を糧に強くなった彼の相手は似た者同士の一輝である。

 この戦いで兄弟は和解、残念ながら息絶えるのだが、シドの亡骸に覆いかぶさバドも息を引き取った。

 悲しきニャンコ兄弟であった。

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