第44話 牡牛座 アルデバラン

 ギリシア、サンクチュアリの十二宮のひとつ金牛宮を守護する黄金聖闘士。

 巨躯で剛を誇るパワーファイター。

 フィギュアではメーカー泣かせの聖闘士。

 頭は良くないのか、身体で感じたことを信じるタイプ。

 その感覚で乗り込んできた青銅聖闘士を信じた。

 その感覚はデタラメでもなく、不在とされている双児宮から小宇宙を感じていたのも事実、じゃあ行けよと思うのだが、感じていただけであった。

 教皇側の黄金聖闘士で、基本的に実直なのか諸々の疑問も気にせず仕えていた。

 あまり馴れ合いの無い黄金聖闘士の中でムウとは近所付き合いが出来ていたようだ。

 羊も牛も角がありまして、いいお突き合いが…お後がよろしいようで。

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