第951話 必死のパッチの日

「自転車でコケてね」

  「あれま!どこで?」

「ある場所に地縛霊がいて」

  「感じたの?」

「そう、そこに事故の跡も」  

  「どんな?」

「車が柱にブツケた跡」


・・・

その地縛霊(鬼)が自転車を倒した瞬間、鬼の仕業だと直感した。


失敗談ばかり書くのだが、少しでも鬼と戦う人の参考になれたら・・・という考えからである。


こうした地縛霊は一つの特徴を示す。


→ 「引き込み」と「固定」


倒れたら、起こせなくような形で何かに引っかかる。


想定外の出来事が起きる時、ほぼ間違いなく「事前の記事」に関係がある。


読み返すとそれは「ヘロデ関連」の記事だった。


それを、日本の支配層と比較する形で考察した結果…


これが痛かったようだ。


もし当たっていなければ、パッチを当てる必要もないだろう。


→ パッチ=patch


鬼はその部分にツギを当てるかのように妨害を仕掛けて来る。


一連の流れを分析したら、ヘロデの記事が「図星」だったと理解した。


こうした霊感の話で「三島由紀夫」の「楯の会事件」を思い出した。


作家・芸術家などは霊感が鋭いので、地下の地獄から響いてくる悲鳴を聴いてしまうようである。


何とかしようとする気持ちが思い余って事件を起こしてしまったのだろう。


当時は驚いて眺めていただけだったが、鬼と戦う今になって彼の心理が理解出来る様になった。


ショックを与え「日本の支配を正そう」としたのだろうが、少々早過ぎた。


日本人は権力者によく従い、クーデターなど想像もしない感性を持っている。


やはり現在、「トランプ改革」が進めている清めを待つしかなかったと思うのだ。




 ■体がゾクゾクする


鬼が介在すると、妙な寒気が襲って来る。


昔、霊障がきつい人の家に訊ねていった経験があるが、応接間に凍り付くような寒気が漂っていた。


鬼と戦う人には「冷気」への対策も必要になる。夏でもカイロ・・・とか。


そして今、久々にあの寒気を感じ取って認識を新たにした。


鬼が仕掛ける「必死のパッチの日」に多くを学べたが、

疲れも生じた。


睡りで癒そう。


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