第844話 エノク書が教える事

「聖書で最大の謎があるね」

  「大洪水かな?」

「そう、なんで起きたの?」

  「創造主の意図かどうか探らないと」

「普通は考えないね」


・・・

エノク書などを頼りに考えた。



◉ フランボワイヤン・ワールド

世界の終わりの話

エチオピア語のエノク書に描かれた終末 http://flamboyant.jp/eschatology/esc012/esc012.html



膨大な内容なので、要約された記事を探した。




■要約記事


◉エノク書の内容について…ざっくり内容を教えて下さい。 - 人間の見張... - Yahoo!知恵袋 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1488590024


以下は上記資料より:


(洪水前の世が悪くなった)

人間の見張り役を仰せつかっていた、サムヤザをはじめとする天使たち。しかし彼らは人間の娘と通じ合い、巨人ネフィリムを生みます。

ネフィリムは人間を喰らい、暴虐が地に満ちるようになりました。さらに、サムヤザたちは人間に文明と魔術を伝え、その結果、人間は道を踏み外すようになりました。

天使ガブリエル、ミカエル、ラファエル、スリヤル、ウリエルは地上の様子を嘆き、神に報告します。

報告を受けた神は、大洪水によって地上を終わらせることを決意します。


※(このあたりが奇妙)


また、天使サムヤザたちを捕え、地上が終わるときまで闇の中につなぐことにしました。堕落した人間は水によって滅ぼされ、堕落した天使は火によって滅ぼされるのです。

地上で堕落した他の天使たちに裁きを告げるため、天に上げられた後に書記官をしていたエノクが遣わされます。

地上の天使たちは赦しを懇願しますが、神は赦しません。また、巨人ネフィリムは悪霊として地上をさまようことになりました。 さて、堕天使たちに裁きを告げたエノクは、天界の隅々を旅します。

タルタロスを見張る天使ウリエル、人の魂を見張る天使ラファエル、地上と支配者に罰を与える天使ラグエル、人の徳を命じる天使ミカエル、罪人の魂を見張る天使サラキエル、蛇とエデンを見張る天使ガブリエル。

また、冥界にも行き、死者の魂のとどまる場所を見ます。裁きの日には、義人はここから出て復活しますが、悪人は永遠にとどめ置かれます。また、エデンのいのちの木と知恵の木を見ます。

旅から戻ったエノクは幻を見ます。

第一に「人の子」としてメシアが地上に現れ、地上の王たちを追い払います。

第二にメシアが悪人を裁き、選民を平和に住まわせます。

第三に、地上の王たちこそ人間を惑わした堕天使だったことが判明し、その名前と何をしたかが列挙されます。

憐れみ深い神が、ミカエルとラファエルが驚愕するほどの怒りの裁きの神となり、堕天使と悪人とを永遠に焼き尽くします。その後、メシアは肉体のままに天に上げられ、エノクは霊体として天に戻されます。

(引用感謝)



奇妙なのは、イエスの言葉とのズレ。



マタイ 10:29-31

二羽のすずめは一アサリオンで売られているではないか。しかもあなたがたの父の許しがなければ、その一羽も地に落ちることはない。 またあなたがたの頭の毛までも、みな数えられている。 それだから、恐れることはない。あなたがたは多くのすずめよりも、まさった者である。



創造主は、「報告」が無くても地上のモニターが可能だし「一羽の雀」の動向まで掌握している。


しかしなぜ、「悪くなった地上」を報告されて激怒し、大洪水を起こしたとされているのだろう?


明らかに「大洪水」は

「鬼のリセット」だ。


歴史上、「支配層」が悪くなった場合は、そうした報告が削除されるからである。


聖書も同じ。


エデンの蛇の勢力が地上を支配している間、「大洪水による証拠隠滅」などの事件は、詳細な情報がカットされ、人類に知らされる事はない。


聖書には「悪くなった」とだけ書かれている。



支配層(堕天使)に都合の悪い部分は、人類に教えず、民は全てを「創造主の行いだ」と思い込んでいるだろう。


義人であるヨブも、こうつぶやいていた。


「神が与え、神が取り去る」


これは悲しい心理状態。



人類が鬼支配に気付かねば、鬼はこうした虐待を何度でも繰り返す。


そして責任を創造主に擦り付ける。


我々は、鬼と神をはっきり分類しよう。


「性悪な鬼め」

「イハの評判を貶めるな!」


「正しい切り分け」を人類が会得すれば、

「イハの横暴」などは考えなくなるはずだ。


『エノク書』からの感想は、

以上である。


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