第732話 悪臭を放つ政府

「救いは遠いね」

  「後少し」

「もう限界だよ」

  「春が来れば変わるよ」

「つらい時期だね」


・・・

最近の政府筋は、税の「取り立て」が厳しくなり、民衆の苦痛が増しているようだ。


救急車のサイレンが聞こえると、反射的に「自殺か?」という考えが頭に浮かんだりする。



アメリカでは希望の雰囲気が満ちているのに、日本は凍るような寒さ。



やはり、黙示録にある

「岩陰の高官たち」は、避けられないのだろう。




黙示録6章

14天は巻物が巻き取られるように消え去り、山も島も、みなその場所から移された。

15地上の王、高官、千人隊長、富める者、力ある者、また、奴隷も自由な身分の者もことごとく、洞穴や山の岩間に隠れ、

16山と岩に向かって、「わたしたちの上に覆いかぶさって、玉座に座っておられる方の顔と小羊の怒りから、わたしたちをかくまってくれ」と言った。

17神と小羊の怒りの大いなる日が来たからである。だれがそれに耐えられるであろうか。




このショックを受けないため、「高官たち」や「関係者」には心情を入れ替えて欲しかった・・・


しかしそれだけ、背後(DS)からの圧力が強くなっているのだろう。




 ■過渡期にある日本


『神と子羊』は聖書独特の表現なのに、どうして日本の高官たちが知っているのだろう?


それは、アメリカで進んでいる改革が日本にも来る形になるからだ。



今の日本には、二系統の神経が走っている。


1.アメリカ主導の改革

2.古来から根付く鬼の邪魔



金銭に枯渇した「2」の勢力は、配下の官僚組織に密かな檄を飛ばしているだろう。


→ 「庶民から搾り取れ!」


その感触は、容赦ない取り立てに現れている。


イエスが「『苦痛の民衆にした事』は『私にした事』である」と告げているのに、逆をやっているのだ。


その意味を彼らが知っていたら・・・


とてもこんな「冷酷な活動」はせず、「ゆとりと暖かさ」の精神を発揮していただろう。


そうすれば、神と子羊の怒りも受けないで済んだだろう。



官僚組織は法が第一だから仕方ない…と逃げる事は出来ない。


日本国憲法にある「(個人の)人権」は「法の要」ではないか。


特に神の子羊である日本の「家主」は、「弱者への配慮」を第一にしている。


「形だけ」ではなく、「本物の配慮」である。


『悪臭を放つ政府』には、

それが理解出来ていないのだ。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る