第691話 「骨惜しみ」の真意

「『骨惜しみ』ってあるね」

  「うん」

「意味は?」

  「相当深いらしい」

「教えて」


・・・

当初は英語から調べた。



【honest】オネスト

原義:尊敬すべき→高潔な

   正直な

1.誠実な、嘘を言わない。

2.意見が率直、腹蔵なし。

3.正当な。



発音は『ホネス』と訛り、

『骨』に重ねられたようだ。


※ 「『本音』で話そう」の『ホンネ』も同じ流れだろう。



しかし、『骨』の場合には「惜しむ」という言葉が続く理由があった。

(聖書から)


→ イブ(肋骨)を惜しむ


失意のアダムはイブを追う。

日本神話に書かれている。



黄泉の国 | 神社本庁 https://www.jinjahoncho.or.jp/shinto/shinwa/story2



一つの神話に、いくつかの物語が重なっているらしいが、アダムは自分の肋骨を失って悲しんだ。


本来、追うべきでない「死の世界」に足を踏み入れる。



もう一つは、ヤコブの妻であったラケルが、最後の子「ベン・オニ」を産む時、難産で死に至った話が浮かんで来る。


「オニ」→ 「我を苦しめた」

(『ベン』は息子)


母がこの名を命名して死んだ後、父は息子のために改名。


→ 「ベン・ヤミン」

(英語圏で『ベンジャミン』)



これは、「母ラケルの名付け」を覆す形なのだ。


(子への)思いやりではあるが、「嘘を言わない」という「骨」の意味からすれば、

「一種の骨惜しみ」である。


※「故人の意」を覆した行為だから。


子供がもし、そのままの名を持って成長したら、必ず疑問を抱くだろう。


「なぜ私は『オニ』なのか?」


そして、ラケルの死が「鬼の仕業である」と悟る。


その後、彼は生涯を「鬼への報復」に費やすのではないだろうか?



「あなたの名は奇妙だ」

  「母が鬼に殺された」



※ 鬼はこうした形で、自分の動きを明るみに出されたくないから、「誠実」を装って物事を隠して来たのだ。


しかし、鬼の隠蔽に、この先「光」が当たるだろう。




 ■夜明けの兆候は報道に出る


人々に広く真実を知らせるのは「名」であり、「報道」である。


その報道は、鬼からの闇で捻じ曲げられて来た。


しかしこの時期、「骨のある報道」が始まっている。


「上層部の背徳」


それらは「鬼」が隠蔽して来た。



夜明けの光が、それを教える時、


『骨惜しみ』の真意も知られるようになるだろう。


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