第656話 極寒の職業(意外)

「今朝は寒くてね」

  「暖房は?」

「アンカを蹴り出してた」

  「あれま」

「だから風邪気味で」

  「まずいね」

「おまけに変な夢」


・・・

それは、仕事に従事する中、「忘れ物」をして迷惑を掛け、ずっと気まずい思いをしたという夢だった。


何だろう?

これは。




 ■意外な忘れ物に繋がった


ヨハネの福音書で、イエスは語っている。


「御名を表しました」

(17章6節)



ヨハネ 17章(神名を教えた)

1これらのことを語り終えると、イエスは天を見あげて言われた、「父よ、時がきました。あなたの子があなたの栄光をあらわすように、子の栄光をあらわして下さい。

2あなたは、子に賜わったすべての者に、永遠の命を授けさせるため、万民を支配する権威を子にお与えになったのですから。

3永遠の命とは、唯一の、まことの神でいますあなたと、また、あなたがつかわされたイエス・キリストとを知ることであります。

4わたしは、わたしにさせるためにお授けになったわざをなし遂げて、地上であなたの栄光をあらわしました。

5父よ、世が造られる前に、わたしがみそばで持っていた栄光で、今み前にわたしを輝かせて下さい。

6わたしは、あなたが世から選んでわたしに賜わった人々に、み名をあらわしました。彼らはあなたのものでありましたが、わたしに下さいました。そして、彼らはあなたの言葉を守りました。




当時のエルサレムでさえ、創造主の名を忘れていた。

(鬼の仕業)


イエスに教わり、

「父の名」を知った弟子たち。…彼らにこそ、以下の内容が当て嵌まる。




7いま彼らは、わたしに賜わったものはすべて、あなたから出たものであることを知りました。

8なぜなら、わたしはあなたからいただいた言葉を彼らに与え、そして彼らはそれを受け、わたしがあなたから出たものであることをほんとうに知り、また、あなたがわたしをつかわされたことを信じるに至ったからです。

9わたしは彼らのためにお願いします。わたしがお願いするのは、この世のためにではなく、あなたがわたしに賜わった者たちのためです。彼らはあなたのものなのです。




弟子は自分が繋がっている神の名を、明確に認識し、口に出せるようになった。




 ■再び「神名」が埋没する


キリスト教徒が、こう叫んだとしよう。


「私は○○に立場を決めた」


すると、周囲は言う。


  「○○って誰だ?」


こんなはっきりしない相手には、鬼が群がって来る。


自由自在に「冷たい息」を吹き付けるだろう。


勿論、鬼が騙そうとしている相手なら、「願いを聞いた」振りをする。

(実質で祈りは聞かれない)


鬼は、世の中に自分の名をばら撒き、気を散らす。


正しい名を知らない民衆は、勝手に判断して「良さそうな名」を拝むしかない。


つまり、キリスト教組織を名乗っていても、創造主の「正しい名」を告げていない場合は、乗っ取り犯である鬼神の牙城にされている。


「正しい創造主の名」が意識されていない集団なら、御子であるイエス(本物)とも繋がれない。


→ 「暖かさ」から阻害


極寒の創造主と

極寒の御子…


それを教える僧職者もまた、


極寒の教師…


神父や牧師が「極寒の職業」とは・・・

意外であった。



※ 創造主の名は「岩」の「イ」…。暖かな弟子なら、それを教えているはずである。


以下詳細:

第634話 イロハの『イ』 - 白石宇井とは何者か(ヒロソ) - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/1177354054922134177/episodes/16817330651934902927


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