第640話 コイネー時代が恋しい

「英語解析披露して」

  「うん、ちょっとだけ」


・・・

コイネー日本語に触れてみよう。




 ■方言と英語で解析


待ち合わせで、スカを食らうと

こう言う人がいるだろう。


「奴ら、来て『ねえじゃ』ねえか」


別の説もあるが、

今回はこれだ。



ねえじゃ→ neither



【neither】ネイザー

原義:二者のどちらも…ない

1.AでもBでもない。

2.…もやらない。

※ Neither has come yet.

 どちらもまだ来てない。


日本では、数を二つに限定しいないと感じる。



冷蔵庫を開いて叫ぶ時にも、

使っている。


なんも・neither(ねいじゃー)



ついでに、

「なん」を分析。


none→ なん



【none】ナン

原義:誰も(少しも)…ない

1.何一つ…ない、

  誰一人…ない。

2.少しも(どこも)…ない。

3.何も(誰も)…ない。



混乱状態で叫ぶ人のセリフ。


→ 「なんじゃこりゃー!」

  (進展なし…とか)



ついでに下品とされる語も

一つ。


屁をカマス。

(噛ます→ 仕掛ける)



「屁」は洒落であり、実は…


→ 「heist」(屁)かます



【heist】ヘイスト

名詞:強盗。

動詞:…を奪う、盗む。



俗語で「くすねる」という表現に使っているらしい。


恐らく、「強盗発生」を匂わせる意味であったのだろう。



次に、


「かま・す」の「かま」は?


これか?



【come】カム

原義:やって来る

以下略…



「くすね」てばかりの人物は、

仲間からこう言われる。


「天罰が来るぞ」

「かまんの?」



英語で「天罰下る」の表現は…


come up pance(カマパンス)

 (当然の報い、天罰)


「come up」

→ 問題などが生じる(来る)


「それが来ない」と考える人は、こう言う。


→ 「かまへんど」


come up ・fend(カマフェンド)



【fend】フェンド

(問題・打撃を)

躱(かわ)す。

例文:

fend off blows with ones arms

(腕で打撃をかわす)



※ 「フェンド」→「へんど」

 (短縮形は「へん」)




 ■彼女に振られた


「ボクと付き合ってよ」

  「ヘン!」


女性が男性を振る時、

よく「ヘン」を使う。


これも、原型は「フェンド」(fend)らしい。


まあ、

フェンス(囲い)に仕切られたようなものである。



【fence】フェンス

原型はdefence(防御)

以下略…



こんな事をしながら、

イエスのコイネー時代が恋しく思えて仕方がない…


少しは近付けるだろうか?

試みは続いている。


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