第587話 聖書は日本語で

「聖書の『散らす者』だけど」

  「うん」

「英語に訳すと?」

  「羅列してみよう」


・・・


1.撒き散らす

  scattered


2.火花を散らす

  flint


3.追い散らす

  dispersed


4.気を散らす

  distract


5.腫れを散らす

  reduce


6.桜を散らす

  showerd



「こんなにあるのかー!」

  「複雑でしょ?」

「特定しないと」

  「それは無用」

「なんで?」

  「イエスの計略だから」

「えっ?」




 ■意味を重ねたイエス



マタイ 12:30

わたしの味方でない者は、わたしに反対するものであり、わたしと共に集めない者は、散らすものである。




日本は、イエスが着座すべき国なので、福音書も日本語を通して理解が深まる。


まず、

「1」の「撒き散らす」

  scattered(スキャタード)


日本語では「スカタン」と使われている。


これは、「失敗で散らした」という意味なので、「3」の追い散らす(dispersed)とは違うのだが、含めてもいいだろう。


鬼は時々、「暴風により散らす」場合もあるからだ。


また、「6」のように、「シャワー現象」も引き起こす。


「2」の「火花を散らす」(flint)は、「諸外国との戦争」や「内戦」を表している。


諸外国の解釈なら「追い散らす(dispersed)だけ」と考えるかも知れないが、日本なら戦争も含めて考察が可能だ。



→ 「4」の「気を散らす」(distract)


これは「蛇の吐いた水」により、真の教えから逸らされてしまうという示唆である。


そうなると、盛り上がり(腫れ)が消える。



→ 「5」「腫れを散らす」(reduce)


「腫れ」は「張れ」のヒントでもある。


つまり、鬼の攻撃に「気を張れなくなる」のである。


そうなると、日本への栄光も望めない。


→ 「『晴れ』の舞台」が消滅




 ■「reduce」が持つ深い意味


強調したいのはこれ。



【reduce】リデュース

原義:後へ導く→ 元へ返す

1.減少、低減、弱める、薄める。

2.変形、変える。

3.(…の)状態に陥らせる。

4.希薄化。



ホレブの山を思い出そう。


モーセは、短気な「前の神」と契約しそうになったが、二度目に出会った「後の神」により危ない所で「立場替え」を行った。


→ 岩ノ上に立場を変えた


これに腹を立てた「前の神」は、選民を自分に回帰させようと画策を続けている。


→ 冷酷の精神へ


「前の神」は、敵と呼ぶ相手に容赦せず、町も村も皆殺しにさせた。


それを「聖絶」と表現。


実は日本、で怪奇な「回帰」(reduce)現象が起きていた。


→ 『武家』の台頭


この精神は、戦争にも引き継がれ、多くの命を散らしている。



奇妙ではないだろうか?


日本は、「御子の弟子」が構築した哀れみの心を持つ国家ではないか?


それがなぜ、あれほど意地に拘る大量の血を流したのだろう。


明らかに、「武士道の精神」は、旧約時代の選民が備えていた「冷徹の気風」なのである。



そもそも、「御子の神輿」が表(至聖所)に出ていれば、戦争に巻き込まれるはずが無い。


「神輿の隠匿」は、それほど大きな「散らし」(reduce)であった。



このように、

日本語から教えられるのは、

「散らす者」が日本に座っている・・・

そんな状況なのである。



「聖書は日本語で」読もう。


そして、「散らす鬼」を追い払おう。


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